ちきりんさんが、「全国の子供たちに告ぐ:お年玉はソッコーで使うべき!」と書いていますが、感じたことを書いてみます。
私が小学生の頃、はっきりとは覚えていませんが、こづかいは月に数十円、お年玉も親戚などから集めて数百円だったと思います。
私が小学校3年ぐらいのときでした。模型自動車をレールから電気を供給しながら走らせる遊びがはやっていました。模型自動車だけでも1000円前後もして、とても手が出ませんでした。それでも、こづかいやお年玉をコツコツためて、6年生の時には買うことができました。
今でも買いに行った時のことは、鮮明に覚えています。同級生の友人たちと1時間ぐらい歩いたところにある店まで買いに行きました。在庫切れだったので、1回目は注文して帰りました。
入荷すると言われた数日後に行くと、まだ入荷していないと言われました。入荷予定日は、また数日後と言われました。そんなことを数回繰り返しました。小学生だったので軽く見られていたのかもしれません。
当時は家に電話もなかったので、電話で確認するなどとは、思いもしませんでした。それでもようやく手に入れた模型自動車を自分で組み立て、近所の友人の家にあったレールの上で走らせたときの感激は忘れません。
ですから、お年玉をソッコーで使おうという表現には違和感を感じざるを得ません。当時も現在も、子供たちが手にするお金は人それぞれです。
私の場合でしたら、お年玉をソッコーで使っていたら、自分のほしい模型自動車を手に入れることはできませんでした。
お年玉は、人によっては数十万円にもなると聞きます。小学生にそれだけのお金を使わせるわけにはいかないと親が考え、貯金させるのももっともなことです。
子供には保護者が適切な金額を渡し、子供に自分で使い道を考えて使わせることです。子供の歓心を金で買うような行為は問題外ですが、1年に一回ぐらい、多めのお金を渡して使い道を考えさせることは、いいと思います。