検索エンジンは利用者に対し、キーワードに最適の検索結果を示そうとします。そうでなければ利用者は離れていってしまいます。
インターネットが始まった時には使い物にならなかった検索サービスも、Googleが外部リンクを評価する方式を発明してから驚異的に発展しました。
しかし、そのアルゴリズムの裏をかいたサイトが登場するようになり、Googleも検索アルゴリズムの改善を続けています。将来は記事の内容そのものが評価されることになります。
そんな中で、『いちばんやさしい新しいSEOの教本』(安川洋、江沢真紀、村山佑介 インプレスジャパン)は、現在のSEOについての教科書となります。ここでは、そのポイントを紹介します。
キーワード
訪問者がどのような目的で検索しているのかを知らなくてはいけません。あなたのサイトに来る訪問者は、何を考えて検索していますか?
訪問者が検索する目的をつかんだならば、その目的のためにどのようなキーワードを使うかを考えます。検索する人の立場で考えることが大切です。
次に、各キーワードに対し、どのようなサイトが検索されるべきかを考えます。それが、訪問者が見たいサイトです。訪問者は自分の目的にあったサイトを見たいと思っています。
あなたのサイトは訪問者の目的にあったサイトになっていますか?訪問者はどのようなキーワードを使いますか?
訪問者が使うキーワードがわかれば、そのキーワードとサイトの関連度合いとキーワードの人気を調べます。
キーワードの人気を調べるにはキーワードツールがあります。キーワードウォッチャーやキーワードプランナーが代表的なものです。
カテゴリー
一つのサイトは複数のカテゴリーから成り立っています。詳細ページは、それぞれのカテゴリーに分類されます。
サイトを調べる検索エンジンは、カテゴリーページから詳細ページに行きます。そのため、カテゴリーはSEOにとって重要なものになります。
カテゴリー名称は、人気のあるキーワードにします。順序にも気をつけなければなりません。
カテゴリーは階層構造をとることができます。カテゴリー名称は重複しないようにして、キーワードを網羅するようにします。
外部対策
良質な外部サイトからのリンクは、サイトの評価を高めます。これは変わっていません。良質な外部サイトからのリンクを得るための努力は必要です。
しかし、質の悪いリンクはペナルティを受ける場合があります。Googleの定めるガイドラインに注意しなければいけません。
まとめ
訪問者にどれだけ価値のある情報を提供できるかで、そのサイトの価値がきまります。
検索エンジンは、訪問者が入力したキーワードに対し、価値のあるサイトを示すことに存在意義があります。
検索エンジンをごまかして、価値のないサイトを価値があるように見せかけることは、遅かれ早かれペナルティを受けることになります。
SEOとは、訪問者に対し最大の価値を提供できることと同じ意味になっていきます。