「総務省|平成24年通信利用動向調査の結果」によると、スマートフォンの世帯普及率は49.5%、SNSへの参加率は20代でも28.2%です。
このブログの読者にとって、SNSは当たり前のことだと思いますが、世の中ではようやくキャズムを超え、アーリーマジョリティが使い始めたところです。
キャズム理論とは、マーケティング理論です。顧客を「イノベーター」「アーリーアダプター」「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」「ラガード」の5つのタイプに分け、「アーリーアダプター」と「アーリーマジョリティ」の間には大きなキャズム(溝)があるという理論です。
平成23年と平成24年を比較するとすべての年代で、SNSへの参加者は増えています。
最近、シニア世代がいまからSNSを使うことはないという話を聞いたのですが、このデータでは増加傾向にあります。
おそらくこの傾向は数年続きます。
なぜ、シニア世代でもSNSの利用者が増えるのでしょうか。
子供や孫が使う
子供や孫が使っているため、連絡をとるために使うということがあります。LINEを使って日常の連絡をしています。
昔の友人などとの連絡
学生時代の友人などとゆるいつながりを維持するためには便利なものです。Facebookやブログなどが使われます。
仕事で使う
自分の店の紹介など仕事で使う人がいます。Facebookやブログでお客様との交流を投稿することで人気もでます。
シニア層がSNSを使うための障害
身近な身内との連絡、広い範囲の友人とのつながり、仕事の紹介など、SNSの使い方はシニア層でも他の年代と変わったところはありません。
SNSの便利さ、楽しさはシニア層にとっても同じです。決して若い層だけのものではありません。
若い層との違いは、新しい機器への好奇心です。新しい機器を使うことへの抵抗もあります。
それが、SNSを使う態度に現れてきます。
シニア層では、まだアーリーアダプターがSNSを使いはじめたところです。若い層では、キャズムを超えて、アーリーマジョリティが使っています。
若い層がキャズムを超えたため、シニア層が超えるのも時間の問題です。
シニア層がいまからSNSを使い始めることはないということはありません。
時間はかかりますが、SNSはシニア層にも普及していきます。