LINEが新しいサービスを発表しました。新しいサービスはいくつかありますが、一番目を引いたのはLINE Payです。
LINE Payとは
LINE PayとはLINEの提供する決済サービスです。
「LINE Pay」は、オンライン(PC、スマートフォン)・オフライン問わず、LINEおよびLINE関連サービスはもちろんのこと、提携している店舗やWebサービス・アプリ内における支払いをLINEアプリ(iPhone/Android)上から行うことができる決済システムです。支払いの決済は、クレジットカードとの連携のほか、コンビニエンスストアおよび提携銀行(みずほ銀行および三井住友銀行)の口座を通じて事前にチャージ(入金)*することにより、利用可能となります。LINEならではの特徴として、LINEでつながっている友人間で、決済した商品・サービスの購入費用を複数人で按分したり(「割り勘」機能)、相手の銀行口座を知らなくても友人のLINE Pay口座宛に送金したりすることが可能です(「送金」機能)。また、送金されたお金は、銀行口座から引き出すこともできます(「出金」機能)。
クレジットカード連携とは、支払った金額が登録したクレジットカードから引き落とされるということでしょう。
コンビニエンスストアとは、コンビニでチャージができるということでしょうか?
提携銀行の口座を通じてチャージもできるそうです。逆に、LINE Pay口座から銀行口座への出金もできるそうです。
セキュリティ
セキュリティシステムとして、次の3つを採用予定と発表されています。
- LINEとは別の2次認証パスワード
- Apple Touch IDによる指紋認証でのパスワード照会(iPhoneのみ)
- PCサイト利用時のスマートフォン認証
詳細はよくわかりませんが、LINEで思い出すのは、アカウントの乗っ取り事件です。最初は流用していたパスワードがもれたと言われていました。その後、PINコードを必須とするようになりましたが、PINコードを指定しても乗っ取られたという人もいます。
パスワードもオリジナルでPINコードも設定してるのにLINEが乗っ取られた | More Access! More Fun!
乗っ取った犯人は、乗っ取られた人の友達にプリペイドカードの購入を依頼し、番号を写真で送ってもらい、お金をだまし取っています。犯人が捕まったという報道はありません。
LINE Payは、銀行口座からお金を引き出せますから、アカウントを乗っ取られたら、銀行口座から全額引き出されます。
また、LINE Pay口座があれば、送金も可能だということですから、サービス開始後は犯人のLINE Pay口座に送金を依頼するという手口も発生するかもしれません。
LINEを乗っ取り、お金をだまし取った犯人がひとりも捕まっていないのに、LINE Pay口座にお金をチャージする人がどれだけいるでしょうか?
このあたりの不信感を払拭できるかが、LINE Payの普及の鍵を握っています。