credit: Miguel Angel Aranda (Viper) via FindCC
Microsoftは、Windows 7、Windows 8.1、Windows Phone 8.1のユーザーは、Windows 10のリリース後1年間は、無料でアップグレードできると発表しました。また、Windows 10はデバイスが壊れるまで、最新版を利用可能ということです。
私が2014年8月の時点で、『Windows 9 へのアップグレードは無料になると予想します』で書いたことが、ほぼその通りになりました。
「新しいパソコンを買うときは新しいOSを買わなければならないようにします。」と書きましたが、デバイスが壊れるまで最新版を利用可能ということは、デバイスを買うときはOSも一緒に買うことを意味していると思います。
Windows Vista以前のOSが対象外になっていますが、そこは予想が外れました。Windows Vistaは数が少ないし、Windows XPのままのパソコンはアップグレードできない理由があるものがほとんどだと思いますので、あまり影響はありません。
Windows 10へのアップグレードを無料にした理由
MicrosoftがWindows 10へのアップグレードを無料にした理由は、以前の記事に書いた通りだと思います。簡単にまとめると次のようになります。
- Microsoftの売上に大きな影響がない
- ユーザーが喜び、ファンが増える
- 同じ環境の人が増えサポートが容易になる
- サードパーティが最新OSだけをターゲットにしても大きな問題になりにくい
- Windows 8.1のサポート停止を早めることができる
3番目以降は、確実に言えることではありませんが、いいことずくめです。
アップグレード無料化の懸案事項
Windows 10へのアップグレードが無料化されたときの懸案事項は、アプリの互換性です。アップグレードすると動かなくなるアプリが出てきます。過去の経験では、筆まめがすぐに動かなくなります。
Microsoftは、「Windowsのどのバージョンを使っているかという質問には意味がなくなる」と言ったそうですが、サードパーティのアプリも無償でWindowsの最新バージョンに対応するようになってほしいものです。