海外のネット接続はモバイル中心になっていますが、日本はモバイルからの接続が少なく、パソコンからの接続が多いことがわかりました。
日本はPC利用が中心の国であることが判明/各国で変わるメディア消費【カンタ―・ジャパン調査】:MarkeZine(マーケジン)
日本は、パソコンを買う豊かさと、フィーチャーフォンが根強く浸透していた文化があったことで、シフトのスピードが遅く、まだまだパソコン利用が中心のスマートフォン後進国ともいえる。ただ、日本でも、若年層を中心にスマートフォンへのシフトは速度を上げており、2015年にスマートフォンの利用率が日本でも急激に伸びた。
豊かな人がパソコンを買うのでしょうか?
違います。豊かであっても、スマホで用事が済む人はパソコンを買いません。パソコンを買う人は、スマホでは使いにくい用途をパソコンに見出している人です。
逆に、豊かでないためにスマホを買う余裕がなく、昔買ったパソコンを使い続ける人はいるかもしれません。
フィーチャーフォンが浸透していたから、パソコンを使うのでしょうか?
これも違います。フィーチャーフォンの浸透は、スマホ普及の遅れの理由にはなりますが、パソコンを使う理由にはなりません。
日本で、パソコンでネット接続される率が高いのは、豊かであるためでも、フィーチャーフォンが普及していたためでもありません。
パソコンを使う人が多いためです。
なぜ、パソコンを使う人が多いのでしょうか?
キーボードがついているためです。
大量の文字の入力にはキーボードがないと不便です。パソコンを持っている人は、たいていスマホも持っています。
文字を大量に入力するときはパソコン、YouTubeやメールやWebサイトを見るときはスマホと使い分けています。
若年層を中心にスマホへのシフトが進んでいることは、若年層はパソコンを持っていないことを示しています。
文字の入力をあまりしないため、スマホで済ませられるためです。
すなわち、若年層はアウトプットをあまりせず、インプットだけをやる傾向にあります。
これは憂うべきことです。喜ばしいことではありません。
若年層はインプット過多になり、アウトプット不足になっています。
アウトプットしない情報は意味がありません。アウトプットして初めて、インプットの意味があります。
パソコンの利用率が高いことは喜ばしいことです。
逆に、特に若年層でパソコンの利用率が低いことは憂うべきことです。
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