スタンディングデスクに意味がある? 座ること自体が健康に悪いのか? | 定年起業のためのウェブコンサルティング

スタンディングデスクに意味がある? 座ること自体が健康に悪いのか?

座る

座りっぱなしが健康に悪いという話が、一般的になってきました。座らないためにスタンディングデスクというものもあります。

座ること自体が身体に悪いのか、長時間の座りっぱなしが身体に悪いのか、そこが混同されている気がします。

長時間の座りっぱなしが身体に悪い理由

長時間、座りっぱなしでいること、座り過ぎが身体に悪いことは、明らかだと思います。その理由をまとめておきます。

運動不足

まず、運動不足になります。運動不足は、肥満、糖尿病、高血圧などを引き起こします。

座りっぱなしと2型糖尿病とメタボリックシンドロームの関連を調べた次の論文があります。

Associations of total amount and patterns of sedentary behaviour with type 2 diabetes and the metabolic syndrome: The Maastricht Study | SpringerLink

座っている時間が1時間増えると糖尿病のリスクが22%上昇するということです。

しかし、これは座りっぱなしの生活が健康に悪いことを示しているだけで、座ることが健康に悪いことを示しているわけではないことに注意が必要です。

エコノミークラス症候群

長時間狭い座席に座っていると、エコノミークラス症候群と言われる急性肺血栓塞栓症になります。

長時間座ったままの姿勢が、足の血液の循環を悪くし、静脈の中に血の塊ができます。この血の塊が足の血管から離れ、肺の静脈を閉塞してしまいます。

悪い姿勢

座ると背中が丸まったり、猫背になったりしがちです。その結果、腰や首への負担が増えます。

足を組むことも腰の負担を増やし、痛める原因となります。

これらは、座ると姿勢が悪くなりがちだということに注意が必要です。背筋を伸ばし、姿勢よく座れば、問題はありません。立っていても猫背の人はいます。

座ると悪い姿勢になりがちで、それを長時間続けると身体を痛めるということです。

座ること自体が悪い理由

いろいろと探しましたが、座ること自体が悪いという情報はなさそうです。

長時間座りっぱなしでいることと、悪い姿勢で座ることが問題ということです。

座りっぱなしを避ける方法

長時間の座りっぱなしと悪い姿勢が問題ということであれば対策は簡単です。

定期的に、歩いたり、体操したりすればいいだけです。

座るときは、姿勢に気をつけます。骨盤の上に背骨がまっすぐ立つように座ります。

問題は長時間座ることを強いられるときです。

もし、仕事で、歩くことも体操することもできず、長時間座り続けなければならないならば、上司に改善を申し入れることです。

職場の仲間と一緒にすれば効果的です。受け容れられなければ、仕事を変えることも考えるべきです。

貧乏ゆすりがいいという情報も見かけましたが、貧乏ゆすりは周りの人に迷惑です。

学生時代に貧乏ゆすりをする人の近くを避けていたことを思い出しました。机がガタガタと揺れていては勉強になりません。

スタンディングデスクについて

長時間の座りっぱなしと悪い姿勢が問題ならば、スタンディングデスクは不要です。

立ちっぱなしは疲れ、リラックスできません。一日中の立ちっぱなしは、かなりきついはずです。

スタンディングデスクを使っている人は、座って休んだりしないのでしょうか?

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