ブログを書く上で、守った方が良い原則について書きます。この原則は、ブログは誰かに読んでもらうために書くという観点から考えました。
ブログは基本的に個人の表現の場ですから、法律違反にならない限り自由に書けます。レンタルサーバーを借りる場合はレンタルサーバー会社の規則、無料ブログを使う場合はブログの運営会社の定める規則に従う必要がありますが、基本は自由です。
それでも、他人に読んでもらうならば、他人が読みやすく書くべきです。なかには、他人に読んでもらうことをまったく期待せずに、自分があとから読むことだけを目的として、または、自分が書くことだけを目的としてブログを書いている方もいるかもしれません。そういう方には、この原則は当てはまりません。
しかし、誰にも読んでもらうことを期待しないならば、ブログではなく、自分だけが読めるところに書く方がプライバシー問題や情報漏えいなどのトラブルに巻き込まれるリスクが小さくなります。
おしゃべりのように、いろいろな話題をあちこちに飛びながら書かれている文章は、内容が空疎になりがちです。内容がない文章は読まれません。文章は内容が命です。内容とは、情報と言っても良いと思います。
読み手にとって必要な情報を得やすい文章が良い文章です。そのためには、余分な装飾は削り落とさなければなりません。簡潔で必要な情報がきちんと含まれている文章が、理想の文章です。そういう観点で、以下の原則を書きました。
1.情報を提供するか、面白いと思ってもらう
人に読んでもらうためには、読んで良かったと思われなければなりません。そのためには、情報を提供するか、面白いと思ってもらうかです。もちろん、誰にでも役に立つ情報などありません。誰もが面白いと思うこともありません。ある種の人に役に立つ情報を提供するか、誰かが面白いと思うことを書くかです。
2.ひとつの記事にはひとつの話題
ひとつの記事にはひとつの話題だけを書きます。二つ以上の話題になる場合は、記事を分けます。読み手からすると、ひとつひとつの記事のテーマがはっきりして、読みやすくなります。
3.文章を削る
書きたいことをできるだけ短く書きます。伝えたいことを落とさずに、削れるところはすべて削るぐらいの気持ちで書きます。そうすると、簡潔で読みやすい文章になります。接続詞、形容詞、副詞はできるだけ少なくします。
4.文章の構造を単純化する
ひとつの記事が長くなる場合は、全体の構造を考え、いくつかの段落に分解します。その際に、段落と段落の関係をできるだけ単純にします。文章の構造としては、起承転結が有名ですが、必ずしも起承転結にこだわる必要はありません。各段落が、文章全体の中でどのような役割を占めているかが、わかりやすければかまいません。
5.箇条書きを使う
同列の項目を並べる時は、箇条書きを使います。箇条書きは、無条件に文章を読みやすくします。