MacBook Pro Retinaディスプレイを少しずつ使いはじめました。使っていて、MacがWindowsと比較して使いにくい点があることに気づきました。備忘録がわりに書いておきますが、私がMacを知らないだけの可能性もあります。
1.Finderに「新規作成」がない
WindowsではExploreで特定のフォルダを開き、空いているところで右クリックをするとメニューに「新規作成」があり、新規ドキュメントを作成できます。Macではこれができません。Finderで同じように右クリックしても「新規作成」のメニューは現れません。
プログラムを起動し、ドキュメントを作成してから、保存するときにフォルダを選択するしかありません。修正するときには、Finder上からファイルをダブルクリックすれば既定のプログラムが開くところや、右クリックで開くプログラムを選択できるところは、Windowsと同じですが、「新規作成」だけ違います。
データを中心に操作するという観点からすると、Windowsのほうが妥当な操作になっています。
2.起動中のプログラムがわからない
Windowsでは、起動中のプログラムは原則タスクバーに表示されます。タスクバーに表示されないプログラムは、操作する人は意識していないプログラムです。
Macでは、どのプログラムが起動中で、どのプログラムが未起動なのかすぐにはわかりません。Windowsのタスクマネージャーのようなプログラムがあるのかもしれませんが、私はまだ知りません。
プログラムが起動中なのか未起動なのか、操作する人は意識する必要がないという思想なのかもしれません。メモリが潤沢な状態で使っている分には、それで問題はないのかも知れません。しかし、だれもが、そのような状態で使っている訳ではありません。
メモリ不足で動作が遅くなっているから、使っていないプログラムを終了させようと考えた場合、Windowsでは容易に起動中のプログラムがわかります。
Macでは一つ一つプログラムのウインドウを開き、プログラムを終了させなければいけませんが、どのプログラムが起動中であるかは、記憶に頼らなければなりません。これは、明らかにストレスを感じる操作です。
Macは、メモリ不足で遅くなってきたら、再起動すればよいという設計思想なのかもしれません。
3.フル画面表示の状態からワンクリックで別のプログラムに切り替えられない
Windowsではフル画面表示の状態から、タスクバー上の別のプログラムにワンクリックで切り替えられます。Macではフル画面表示にすると、ワンクリックでは、他のプログラムに切り替えできません。一度フル画面表示を解除してから、別のプログラムを選択しなければなりません。
わずか1クリックの差ですが、小さい画面でいくつものプログラムを実行しながら使っているときは結構面倒です。
Macでは、フル画面表示の他にDockの部分を表示したフル場面表示に近いものもあります。こちらですと、Windowsと同じ動きができますが、タスクバーよりもDockのほうが表示面積が広いところが難点です。
【2012年8月7日追記】
2については、【option+command+esc】のキーを同時に押すことにより、プログラムを強制終了できるウィンドウが開きます。
また、2と3についてですが、commandキーを押しながらtabキーを押すことにより、プログラムの一覧がでます。tabキーを押すたびにプログラムを移動して選択できます。また、アイコンをクリックして選択することもできます。
結局、1だけが残りました。
教えていただいた方、ありがとうございました。