相手の立場に立って考える

コスモス

 相手の立場に立って考えられない人がいます。自分には無理だといいます。どうしてか聞くと、自分には相手の立場の経験がないからできるわけないと答えます。

 しかし、相手の立場に立って考えられないのは経験がないためではありません。想像力が不足しているだけです。子供の頃からそのような考え方をしていないためにできないだけです。相手の立場に立って考えることをどのように身につけてきたかを振り返ってみます。

1.ゲーム

 将棋でも囲碁でもボードゲームでも、はじめは自分のことしか考えていません。麻雀の初心者が、自分の牌の組み合わせを考えるだけで精一杯の状態です。

 上達してくると、相手の立場からも考えることができます。相手の状況や心理状態から次の手を予測します。将棋や囲碁でも、相手側から見て相手が勝つための手順を考えます。そうすることにより、自分にとって最適の手段を思いつきます。

2.思春期の心の葛藤

 思春期に自我に目覚めると人の言動に傷つきやすくなります。好きな異性のちょっとした言葉や振る舞いに対し、なぜそのような態度をとるのかわからなくなり、困惑します。相手の心の中が透視できたらいいのにと思うようになります。

 思春期を過ぎれば、相手の心がわかるようになります。自分の経験から学ぶことも多いですが、心理学を学べばより深く理解できます。

 もはや相手の心を透視したいなどと思わなくなります。なぜなら相手の考えていることが、かなりわかるようになるためです。

3.交渉

 仕事を始めると、相手とWin-Winの関係を築くことを学びます。『7つの習慣』にも出てきますが、多くの人は仕事をしながら自然に身につけます。

 相手のことを理解し、相手と自分と両方の利益になる落とし所を探ります。両方の利益になる方法が見つかればあとは簡単です。交渉とはWin-Winの関係を築くこととほとんど同義です。

 交渉の過程では、相手の立場に立って考えることは、当たり前のこととなります。相手を理解し、相手の立場に立って考えることなしに交渉は成り立ちません。

まとめ

 就活中の学生に相手の立場でものを考えられない人が多いと聞きます。子供の時の遊びや、思春期の葛藤において、相手の立場で考える経験をしてこなかったのかもしれません。

 人間に対する理解を深め、思考の視点を転換し、想像力を働かせて、相手の立場から考える訓練をすること、それが就職活動においても最低限のスキルとなっています。

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