ブログ、Facebook、Twitterなどさまざまソーシャルメディアを楽しむ人が増えています。ソーシャルメディアでは、自分から情報を発信してこそ、その効果を発揮できます。どのようなことを書けばよいのか、どのようなことに注意すべきかがまとまっています。その中から、私の印象に残った7点を紹介します。
1.ソーシャルメディアの目的
本書では、ソーシャルメディアの目的を次のようにとらえています。「学びをシェアする」「個性を表現する」という視点は、私にとって新しいものでした。
- 時を記録して発信する
- 学びをシェアする
- 共感を育む
- 交流を深める
- 個性を表現する
2.シズル感
シズル感とは広告業界で使われる言葉で、温かいものは温かいように、冷たいものは冷たいように、いかにもおいしそうに、買いたくなるように表現することです。ソーシャルメディアにおけるシズル感の重要性を訴えています。
シズル感が出ていると、その場にいない人でもそこにいて体験しているかのように感じます。そのためには、写真だけでは分からないことを詳細に観察し書くことです。
3.記憶の引き出し
タイムリーな話題はソーシャルメディアでよく書かれます。それだけでなく、タイムリーな話題についての思い出を書くこともおすすめです。四季折々の行事のちょっとした思い出が共感を呼びます。
4.違和感
街を歩いているとちょっとした違和感を持つことがあります。例えば、街で見かけた看板、駅で聞いたアナウンスなどです。そのときは、その原因を調べ、自分で考えます。それが独自の視点になります。
5.善意
ふと見かけた小さな善意を書き留めておきます。それを振り返ることにより幸せな気持ちになります。そのほのぼのとした感動を共有することができます。
6.目のつけどころ
独自の視点を持った文章は読まれます。そのためには、情報をなるべく細かい要素に分解し、自分がピンとくるポイントを見つけることです。
また、連想ゲームのように関連する言葉をいくつもあげるという方法もあります。そして、気になったことを調べてネタとすることができます。
7.定点観測
いつも特定の場所をずっとチェックすることにより、変化に気づきます。新聞の特定のコラム、特定のウェブサイト、特定のお店などです。そのささいな変化について書くことができます。
まとめ
私は主に、ブログ、Facebook、Twitterのネタ探しのノウハウとして読みました。それ以外にも文章力のアップの方法、ソーシャルメディアで気をつけたい点、ソーシャルメディアの活用法など役に立つ情報がいっぱい詰まっています。ソーシャルメディアで情報を発信したい人にはお薦めの一冊です。