学問に王道あり。しかし、それは楽な道ではありません。

黄色い花

 学問に王道なしとは、ユークリッドの言葉です。しかし、ある学問における現時点の最高点に到達するための最短路はあるはずです。学問だけでなく、スポーツや語学などのスキル向上のために、最も効率的な方法はあります。

 私は小学校の体育の授業では、スポーツを上達するための方法を教わった記憶がありません。ただ見よう見まねでスポーツをやっていました。中学に入り、体育の教科書に各スポーツの上達のコツが書いてあり、目から鱗が落ちる思いをしました。とにかく書いてあるとおりにやれば、できなかったことができるようになり、できたこともより上手にできるようになりました。

 どんなものでも効率的な学び方があります。それは王道と言えます。しかし、よく似たものに易行があります。易行も楽に上達するための方法です。

 例えば、数学であれば、問題の解法だけを覚えるというのは易行です。入試のように決まった範囲の問題で、合格点をとれるレベルまで短い期間で到達するためには、良い方法です。しかし、数学の能力を伸ばすことにはなりません。数学の能力を伸ばすためには、自分で問題を考えて解くというプロセスが不可欠です。数学の王道は、良く考えられた順序で、厳選された問題を自分で考えて解くところにあります。

 英語であれば、英語を聞き流すだけとか英会話だけを行うのは易行です。英語を聞き流すだけでは、挨拶ぐらいしかできるようになりません。英会話だけでは、英語のニュースや論文を読むことはできません。英語の王道は、英語での音読をはじめとする読書にあります。

 ダイエットであれば、バランスのとれた食事と適度な運動が王道であることは、直感的にわかります。何か特定のものだけを食べるとか、逆に特定のものだけを食べないというのは易行になります。易行を選択した結果は、栄養のバランスが崩れ、健康を害することになります。

 このように考えてみると、王道と易行の見分け方がわかります。王道とは最高点まで到達できる方法です。易行を進んでも、最高点に到達することはできません。

 もう一つの違いは、王道には副作用がないことです。王道を歩むことが、悪いことを引き起こすことはありません。易行を選ぶと悪い影響を受けることがあります。

 その方法で、最高点まで到達できるか、副作用はないかと考えると、その方法が王道なのか易行なのか見分けられます。

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