樺沢紫苑さんの「10年使えるインターネット・ライティング講座」に参加しました。私が、樺沢さんをはじめて知ったのは、『Facebook仕事術』と『ソーシャルメディア文章術』の2冊でした。
講座は、島青志さんの「SEOライティング」、樺沢紫苑さんの「10年使えるインターネット・ライティング講座」、山口拓朗さんの「わかりやすい文章の書き方講座」の3本立てでした。ここでは、これらの講座での気づきを3点紹介します。
1.SEO伝説
ウェブサイトやブログのアクセスを上げるための手段として、昔からさまざまなSEO対策が取りざたされています。しかし、ペンギンアップデート、パンダアップデートといわれる検索エンジンの改良により、多くのSEO対策は無効になっています。場合によっては、ペナルティの対象とさえなっています。
Googleのめざすところは、利用者への優良な情報の提供です。Googleと同じ目的に向かっていれば、検索エンジンの改良により悪い影響を受けることはありません。小手先のテクニックに頼ることなく、利用者に優良な情報を提供する手段が、そのまま最良のSEO対策となります。
2.1ヶ月で本を書く方法
樺沢さんは、1ヶ月で1冊の本を書くそうです。そのコツは入念な事前の準備です。情報収集、取材、ネタ集めに1ヶ月かけます。目次を書き、構成を決めることに、また1ヶ月かけます。そうやって出来上がった目次は、小項目とその内容までの細かなものとなります。
実際の執筆に1ヶ月かけます。こうすると300ページの本でも1ヶ月で書けるそうです。複雑な構築物を作成するときは、最初の計画と設計が重要です。私の専門である大規模コンピュータシステムの開発と同じです。
3.ムダな文章を削る
ブログにはムダな文章が多くなりがちです。ムダな文章とは、例えば「湯島天神という場所に行きました」というような文章です。「湯島天神に行きました」で十分です。
ムダな文章を書かないコツは、きちんと見直し、書いた文章を3分の1から半分を削ることです。140文字以内に収めなければならないTwitterも良い練習になります。ただし、説明不足で誤解を受ける可能性が高まることがTwitterの欠点です。
まとめ
それぞれの話から1点づつ紹介しましたが、他にも有効なノウハウがたくさんありました。終了後は懇親会で参加者との親睦を深めました。