勝負にこだわるか、自分の美学を貫くか

モーグル

 スポーツやゲームにおいて、勝つためには、ルールをよく研究することが必要です。得点と難易度が比例しているとは限りません。勝つためには、得点が高いわりに難易度が低いものを選ぶことが得策です。

 例えば、麻雀であれば、役の得点とあがりやすさはアンバランスです。あがりやすさには、確率の問題だけでなく、相手から待ちを読まれにくいということも含まれます。

 混一色(ホンイーソー)という字牌と一種類の数牌だけで作る役は、相手から読まれやすい割に、得点が高くない役の代表的なものです。反対に、三色同順は、相手から読まれにくい割に、得点が高い役です。

 スキーのモーグルでは、上村愛子選手のスキー板を縦に走らせる滑りは難しいものです。コブ斜面で素人がやれば暴走します。メダリストになった北米3選手のスキー板をずらしながらコブを滑る方法は、一般の人もやる方法です。

 以前は、スキー板を縦に走らせる滑りが高く評価されたということですが、現在は板をずらす滑りが審判に好まれるそうです。

 女子フィギュアスケートのトリプルアクセルも、女性でできる人はほとんどいないにもかかわらず、得点はそれほど高くありません。

 バンクーバーオリンピックで浅田真央選手は、トリプルアクセルを3回成功させたにもかかわらず、トリプルアクセルを跳べない選手に負けました。

 勝負にこだわるならば、上村愛子選手はスキー板をずらす滑りの方が、高い得点を得られたかもしれません。浅田真央選手もトリプルアクセルではなく、3回転3回転の連続ジャンプの方が、高い得点になるかもしれません。

 それでも、スキー板を縦に走らせる滑りやトリプルアクセルを行うのは、高得点をあげて勝負に勝つよりも、より難しい技をやることに美学を感じるためです。自分も満足し、観客の記憶にも残るため、オリンピックでの勝ちよりも優先しているということです。

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