高校野球と箱根駅伝は、もはやスポーツではなく、選手を犠牲にするイベント

球場

2014年4月19日の朝日新聞に「(Timely)タイブレーク制 高校球児の将来考えよう 安藤嘉浩:朝日新聞デジタル」という記事がでていました。

野球でタイブレーク制をとることが増えているそうです。延々と延長を繰り返すのではなく、たとえば一死満塁から始めるという方法で、点が取りやすくなり、決着が早く着きます。

記事では甲子園大会の選手の連投にふれた後、次のように結んでいます。

 選手の将来を考えると素直に祝福できなかった。ならば次に打つべき手は再試合をなくすタイブレーク制なのか。それとも、投手の投球数や投球回数の制限なのか。いやいや、今のままでいいという意見もあるだろう。

 答えはすぐ見つからない。今後もそういうテーマをこのコラムで採り上げ、みなさんと一緒に考えたい。

夏の甲子園大会を主催している朝日新聞に、このようなコラムが掲載されたことは評価できると思いますが、結論がなんとも生ぬるいものになっています。

このテーマについては、私も以前、記事を書きました。

高校野球は世界の非常識

高校野球は、学校の利益や名誉のために、高校生の選手の健康と将来を犠牲にしています。

箱根駅伝も同様です。箱根駅伝に対する批判もよく聞かれるようになりました。極端な上り坂、下り坂があります。ひとりの走る距離も、20km前後と他の競技と異なります。

箱根駅伝のために、日本からトップクラスのマラソン選手がいなくなったと言われています。

箱根駅伝も、学校の利益や名誉のために、大学生の選手の将来を犠牲にしています。

若い選手たちに選択の自由があるように思えません。高校生が監督に対し、連投を拒否できるでしょうか。

有望な長距離選手の大学生が、駅伝に出場せずに、競技生活を続ける方法はあるのでしょうか。

高校野球と箱根駅伝は、もはやスポーツとは言えず、選手を犠牲にした金儲けのためのイベントとなっています。

関係者の改善を望みたいところですが、私のような第三者が何を言っても変わらないところがもどかしいところです。

既存の制度のもとで大きな利益を得ている人たちがいる限り、その人たちは利益を失うことになる制度の変更には反対します。これはどの分野でも同じです。

現在の日本には、そのような制度を変更するために、変更を強制する法律を作るという手段があります。当然、既得権益者は法律の制定に反対します。

しかし、賛成する議員が多数になれば、法律は成立します。これが議会制民主主義です。

若い選手の健康や将来を守るためには、法律の制定しかないように思います。世論を盛り上げ、賛成する議員を増やし、法律により制限する。

それが、学校の利益や名誉のために選手を犠牲にする既得権益者から、若い選手を救い出す唯一の方法です。

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