電子書籍が読めなくなる日のためにやっておくこと | 定年起業のためのウェブコンサルティング

電子書籍が読めなくなる日のためにやっておくこと

電子書籍で読書

電子書籍のサービス終了が相次いでいます。ヤマダ電機がスマートフォン向け電子書籍サイト「ヤマダイーブック」のサービスを終了すると発表しました。

これまでも、楽天の「Raboo」やソニーの「リーダーストア」が閉鎖されています。幸いにも、なんとかコンテンツを続けて読むことはできているようです。

しかし、いつでもコンテンツを継続して読めるとは限りません。

サービスを提供している企業が倒産してしまったら、そのサービスが継続される保証はありません。

利用者としては、どのように考えるべきでしょうか?

考えられるリスク

コンテンツの継続について、考えられるリスクには次のものがあります。

購入したコンテンツが利用できない

サービスの停止に伴い、購入したコンテンツが利用できなくなってしまうリスクです。

利用できる機器の販売が停止され、使えなくなる可能性があります。新しい機器の販売が停止されても、購入済みの機器が手元にあるうちは使えます。しかし、機器が故障したら修理できないかもしれません。

機器が手元にあったとしても、クラウドにコンテンツを保存しているサービスでは、クラウドから取り出せなくなる可能性があります。

保存したコンテンツが取り出せない

自分が作成し保存しておいたコンテンツが使えなくなる可能性があります。

利用できる機器が販売中止となり、新しい機器の購入ができなくなるだけでなく、手元の機器が故障すると修理もできなくなります。

クラウドにコンテンツを保存する仕組みですと、クラウドからコンテンツを取り出せなくなる可能性もあります。

対策

コンテンツが利用できなくなるリスクに対する対策として次のものがあります。

標準品を使う

すでに世界標準となっているか、できるだけ多くの企業が採用しているフォーマットを使用している製品を使うことです。

仮に企業が倒産しサービスが停止されても、他社の機器やサービスで継続して使える可能性が高まります。

また、開発環境やアプリケーションインターフェースが公開され、複数の企業が参入しているサービスを選択する方が安全です。

バックアップをとる

もう一つの手は、別の手段でバックアップをとっておくことです。そうすれば、あるサービスが中止になっても、別の手段で使い続けることができます。

自分が作成したコンテンツについては、複数の方法によるバックアップは必須です。

購入したコンテンツでは、バックアップを取れないものがあります。その場合にはバックアップをあきらめるしかありません。

まとめ

過去に販売が停止されたものはいくつもあります。

ベータマックスのビデオデッキやレーザーディスクプレーヤーは、中古品しか手に入りません。

フロッピーディスクもそろそろなくなりそうです。

かつてレーザーディスクと動画コンテンツの地位を争ったVHDプレーヤーは、もはや入手困難です。

現在、人気のある製品、サービスもいつか停止されるかもしれません。その時になってあわてるのではなく、最初から永久に続くものではないという気持ちでいた方がいいと思います。

すなわち、バックアップを取れるものは、複数の手段でバックアップを取ります。製品やサービスは、できるだけ標準といえるものを使うようにすることです。

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