LTEの10倍速い4Gで何が変わるか? | 定年起業のためのウェブコンサルティング

LTEの10倍速い4Gで何が変わるか?

スマホと女性

LTEの10倍の高速通信ができる4Gの周波数帯を、総務省が大手3社に割り当てました。

4G携帯の周波数、ドコモなど3社に割り当て 総務省  :日本経済新聞

映画のDVDなら1本あたり約30秒でダウンロードできるということですが、何が変わるでしょうか?

大容量のファイル転送

高速通信が可能になると大容量のファイル転送時間が短くなります。しかし、動画はストリーミングで見れば十分です。わざわざダウンロードしてスマホやタブレットの容量を使う必要はありません。

ダウンロードすれば、2度目からはデータ通信が必要ありませんから、通信料は発生しません。でも動画は見るのに時間がかかります。2度見たい動画がどれだけありますか?

動画をダウンロードして見るサービスがこれからはやるとは思えません。動画はストリーミングで見るのが基本になります。

すると通常の使い方では、大容量のファイル転送のニーズはほとんどありません。むしろ情報漏えいをねらったウィルスが、あっという間にあなたのすべての情報をどこかに送ってしまうというリスクがあります。

より高精細な動画の配信

ストリーミングで見せる動画がより高精細になる可能性はあります。新しい3Dの技術が開発され、データ量が増えるかもしれません。そのようなニーズのために高速通信が使われる可能性はあります。

4Gのデメリット

4Gでは、3,480MHz~3,600MHzの高い周波数帯が使われます。高い周波数帯は電波が回り込みにくいため、屋内やビルの陰ではつながりにくくなります。各社とも基地局を増やすなど、そのための対策は立てるでしょうが、使い方に制限ができる可能性があります。

容量規制

LTEの10倍速い速度では、LTEと同じ通信の容量規制を行っていては、あっという間に規制値に達してしまいます。かといって一部のヘビーユーザーに使い放題にするわけにもいきません。規制は見直されるでしょうが、なくなることはありません。

まとめ

一般の個人ユーザーでは、LTEの10倍の高速通信を必要とする場面はありません。使える場所も限られます。すると通信料を高めに設定して、イベント等での企業向け利用に特化される可能性もあると思います。

高速通信を必要とする新しいコンテンツを試行する場面などで使われるのではないでしょうか。

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