眼鏡型デバイスや時計型デバイスのようなウェアラブルデバイスが発売されはじめました。ウェアラブルデバイスは何に使えるのでしょうか?
確実に言えることは、一般的な目的で使われることはないということです。動画を見たり、音楽を聞いたり、文章を読んだりする一般的な目的では、スマートフォンやタブレット端末の方が使い勝手が良くなります。
眼鏡型デバイスを見ながら歩くのは危険です。今でさえ歩きスマホで事故が起きています。腕時計型デバイスは、何かを見るには小さすぎます。どちらも一般的な用途には向きません。
それでは、どのような用途で使われるでしょうか。ウェアラブルデバイスの形態別に考えてみます。
眼鏡型デバイス
眼鏡型デバイスは、両手があいた状態で画像を見ることができます。両手を使った作業をやりながら、画像を見たいときに役に立ちます。
例えば、料理をしながら、レシピを確認するといった使い方です。工場で作業をするときにマニュアルを参照するといった使い方も考えられます。手術をしながら、必要な情報を参照するといったこともできます。
車を運転するときに、運転に必要な情報を表示することもできますが、法律的に許されることになるかわかりません。
腕時計型デバイス
腕時計デバイスは、少ない情報をときどきちらりと見たい用途に使えます。時間を知るときと同じです。ランニングをしながら、心拍数などの体の状態を確認するといったことができます。
イヤホン型デバイス
周りの人の迷惑にならずに音声で情報を入手することができます。美術館などで使われている音声ガイドのイメージです。
同時通訳のような形で翻訳してくれるサービスもできるかもしれません。その場合、自然な会話はできません。翻訳機を使っていることを相手にことわることは必要です。
その他
スパイ映画のような隠し撮り、盗聴は、ますます巧妙にできるようになります。ウェアラブルデバイスの負の面です。
まとめ
いずれの使い方も、特定の状況における特定の目的での使い方です。ウェアラブルデバイスを常に身につけ、必要に応じて使うという使い方にはなりません。
例外的に、腕時計型デバイスを常に身につけ、自分の体の状態を常に記録する人はいるかもしれません。それを除けば、ウェアラブルデバイスは、常に身につけるにはうっとうしく危険です。