最近、Facebookの架空アカウントではないかと思われる人からの友達リクエストが増えています。しかも、特徴が以前と少し変わってきています。
以前の特徴
氏名:漢字で女性名
写真:若い女性
プロフィール:有名大学の女子大生
性別:女性
住所:近所
「間違えて友達リクエスト送っちゃったけど、おうちも近いし、これを機会にお友達になってくれるとうれしいです」みたいなメールを送ってくることもありました。
最近の特徴
氏名:ローマ字で女性名
写真:なし
プロフィール:なし
性別:男性
Facebookページをひとつかふたつ「いいね!」
どちらも作成したばかりのアカウントです。以前は、もっともらしくしていましたが、最近は機械的に量産しているようです。特におかしいのは、氏名が女性なのに、性別は男性であるところです。異性への友達リクエストを多発するとすぐに停止になるという説もあります。
以前は、だまされる人も多かったと思いますが、最近のものではすぐにおかしいと気づきます。そこで、何のために架空アカウントを作るか考えてみました。
架空アカウントを作る理由
1.有料サイトへの勧誘
言葉巧みに有料サイトへ勧誘することが考えられます。芸能人のマネージャーを名乗る人物から、芸能人が悩んでいるので相談に乗ってやって欲しいと誘われ、有料SNSで多額の使用料を払ったという例も報告されています。
2.犯罪の準備
うまく友達を増やせれば、プロフィール等を充実させ、投稿や「いいね!」も行い、Facebook上に簡単には見破れない架空アカウントを作ることができます。
そこで、例えばセミナー等の有料イベントを立ち上げ、お金だけ集めてそのまま消えるということも可能ではあります。その他にも架空アカウントで集客し、お金を集める方法は考えられます。
3.架空アカウントで遊ぶ
実名登録が要求されているFacebookで、架空アカウントを使ってどこまでできるか試したり、遊んだりしている人がいるのかもしれません。
まとめ
実名を要求されているところで、架空アカウントを作るのですから、何か良からぬことを企んでいるのでしょう。
以前の方法から最近の方法に変わったのは、それほどきちんとしたプロフィール等を作らなくても、友達になってくれる人が結構いて、すぐに本物なのか架空アカウントなのかの区別がつかなくなるということかもしれません。
すでに複数の架空アカウントがひとりの人のコントロール下になっていると考えるべきです。実際に会ったことのある人以外は、架空アカウントである可能性を考えながら、Facebook上のつきあいをする時期になってきました。