WindowsXPのサポート終了が2014年4月8日に迫り、Windowsパソコンの買い替えを考えている人も多いと思います。Windows7にするかWindows8.1にするかで悩んでいる人もいると思いますので、どちらが良いか考えてみます。
1.互換性
WindowsXPからWindows7にしても、Windows8.1にしても完全に互換性があるわけではありません。動かなくなるプログラムもあります。新しいバージョンのソフトを買い直さなければならない場合もあります。Windows7のほうが、リリース時期が近い分、互換性が高い面はあります。
2.操作性
Windows7はWindowsXPとほとんど同じです。WindowsXPを使っている人であれば、すぐに使うことができます。Windows8.1は、タイル状の画面が基本となり、操作が異なります。はじめは、シャットダウンの方法でさえ戸惑います。
しかし、WindowsXPと同じようなデスクトップ画面を起動直後に表示させることもできます。スタートボタンらしきものもありますが、WindowsXPとは違います。標準ではプログラムがタイル状に並んで表示され、WindowsXPと同じように階層構造で表示させるためには、別のプログラムの導入が必要です。
3.サポート期限
Windows7のサポート期限は現在のところ2020年1月14日までです。その後はOSを変えなくてはならなくなります。Windows8.1は2023年1月10日です。後からリリースされた分遅くなっています。
4.OS選択の考え方
OSの選択にあたって何を重視するかを考えます。企業ユーザーで大勢の人に操作方法を教えなければならなかったり、業務で使っているプログラムの互換性の面からWindows7にせざるを得ない場合もあります。
個人ユーザーが普通にパソコンを使う分には、私は、Windows8.1にすることをすすめます。スタートメニューが変わり使いにくくなったと感じますが、そのうちに慣れます。サポート期限が遅くまであるOSにしておいた方がいいと思います。
5.アップグレード
Windows VistaやWindows7からWindows8.1にアップグレードする意味はあるでしょうか。私はないと思います。私は、Windows VistaからWinodows8にアップグレードしましたが、2013年1月末までの期間限定で、3300円でWindows8へのアップグレードができたからです。筆まめは新しいバージョンを買わなければなりませんでした。Windows8でどのように変わったかが分かった以外には、得たものはありません。
まとめ
Microsoftはタブレットとパソコンを融合させるために、Windows8を開発したのでしょうが、中途半端になっています。少なくともWindows7と同じスタートメニューが使える選択を残すべきです。Windows8.1のリリースで改善されるかと思ったのですが、期待はずれでした。MicrosoftがなぜWindows7のスタートメニューを残さないのか理解できません。机の上の大型画面でも、タブレットと同じタイル状のメニューから、画面を占有するWindowsストアアプリが使われるようになると思っているのでしょうか?