Twitterの将来ー「情報の呼吸法」より

 情報は発信しなければ意味がありません。情報発信は、昔は新聞・雑誌・書籍などに限られ、一部の著名人の特権のようなものでした。一般の人が情報発信する手段は、街頭でビラを配るか、演説をするかぐらいしかありませんでした。

 現在は、ブログ、Twitter、Facebookなどで誰でも気軽に情報発信ができるようになりました。特にTwitterは文字数が限られていることもあり、携帯電話やスマートフォンから、いつでもどこからでも素早く発信できます。その結果、ツイートの量が膨大となり、フォローしている人のツイートでさえ読み切れなくなります。中には、多大な時間をTwitterでのやりとりに費やしている人もいるようです。

 時間はもっとも貴重な資源です。時は金なりということわざがありますが、時間は金より貴重です。金は貯めておけますが、時間は貯められません。時間は誰にとっても限られた資源であり、時間を金で買えるならば買う人はたくさんいます。

 その貴重な時間をTwitterにどれだけ割くかは、そこから得られる情報に依存することになります。一般的には、本当に読みたい人だけをリスト化して、それだけを読むということが効率的です。

 Twitterは、広く世の中で何が起きているかを知るには不向きです。検索しない限り、フォローしている人のツイートしか読めません。Twitterだけでは、情報のタコツボ化に陥ります。広く世の中で起きていることを知るには、新聞がもっとも便利です。新聞社の判断に従って、見出しの大きさや記事の配置が決定されています。興味を持つ記事、必要な記事を見つけることが容易で、各記事は重要なことから書かれています。短時間で、とばし読みが簡単にできます。

 Twitterには内容の信憑性に疑問のあるツイートもたくさんあります。新聞の内容に全幅の信頼があるわけではありませんが、その新聞社のフィルターがかかっていることを意識しながら読むことができます。Twitterでは、発信者によりツイートの信憑性を判断することになります。なりすましには十分注意しなければなりません。

 発信者により信憑性を判断するとなると、一部の人しか実名を公開していないTwitterは、原則実名のFacebookにかないません。実社会での知人との連絡のためにTwitterを使っている人もいますが、Facebookのほうが、複数人との前後のやりとりを把握しやすく、便利です。

 Twitterは2ちゃんねる化しつつあります。2ちゃんねるは匿名性により、ごく一部の有用な情報を除くと、罵詈雑言や反社会的発言の吹きだまりとなりました。覚醒剤の密売情報を放置したとして、警察の調査も入りました。有用な情報は、十分他から得ることができるようになり、2ちゃんねるはその存在意義を失いました。Twitterは、匿名アカウントにより、2ちゃんねるの負の面を引き継ぎつつあります。これを放置すると、2ちゃんねるの二の舞になりかねません。反社会的発言に対しては、きちんとした法的措置が必要です。

 Twitterに残された長所は、検索性です。キーワードの指定により、世界中のツイートから検索できます。ハッシュタグにより、同種のツイートをまとめることができます。内容の信憑性については個別の判断が必要ですが、このあたりがTwitterの生き残る道です。

 次の本を読んで、こんなことを考えました。

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