Kindleストアでは、自分で作成した本を登録し、販売できます。Kindleストアで出版するときの手順は、おおよそ次のようになります。
1.アカウントの作成
出版者の氏名、住所、連絡先を登録します。ここで忘れてならないのは、源泉徴収免除の申請です。忘れると、ロイヤリティの支払いに対し、米国で源泉徴収がかかります。
米国の税法では、米国以外の居住者に対するロイヤリティの支払いに摘要される標準的な税率は30%です。日本居住者の場合、内国歳入庁(IRS)に申請を行うことにより、源泉徴収は免除されます。
2.本の作成
Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)に定められた形式で本を作成します。本のファイルの形式については、以下の記事をごらんください。
3.表紙の作成
表紙の画像は重要です。売上を大きく左右します。大きさは、長辺が最低1000ピクセル、理想的な縦横比は1.6ということです。
長辺は2500ピクセルが推奨ということですので、短辺は1562ピクセルが理想の縦横比になります。
形式は、JPEGかTIFFとなります。圧縮しない方が良いので、TIFF形式で無圧縮がいいと思います。
4.本のアップロード
本のファイルをアップロードします。このときに、デジタル著作権管理(DRM)を適用するか選択します。ファイルの不正利用を防止できますので、適用したほうが良いと思います。
5.本の販促
Amazon アソシエイト (アフィリエイト)で自分の本を紹介できます。ブログやWebサイトを持っていればそこにリンクを貼れます。読者がそのリンクをクリックして本を購入すれば、4%の成果報酬ももらえます。
Amazonサイトでは、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」と商品を紹介しています。おすすめ商品や「よく一緒に購入されている商品」などでも紹介されます。
自分のFacebookやTwitterなどのソーシャルメディアで本を紹介できます。ソーシャルメディアを使ったマーケティングについては、本も出版されており、このブログでも以下の記事を書いています。
電子書籍のマーケッティング!『電子書籍を無名でも100万部売る方法』
まとめ
Kindleストアでは、自分で本を作成し、販売できます。リスクはありません。Amazon自身が本を紹介してくれる上に、ソーシャルメディアを使ってマーケティングも工夫ができます。大きなチャンスです。