Kindleストアから電子書籍を購入して読んだり、Kindle出版について調べたりしていて、気づいたことをまとめておきます。
1.購入してもKindleストアからダウンロードできない本がある
ふだんは、Kindleストアで購入して、kindle Paperwhiteにダウンロードして読んでいます。先日、kindle Paperwhiteで読んだ電子書籍をiPhone5のkindleアプリでも読もうと、ダウンロードしようとしました。ところが、次のエラーがでます。
「ダウンロードすることはできません
この商品はこのデバイスと互換性がありません。」
数回やり直しましたが、同じでした。kindle Paperwhiteでは、普通にダウンロードして読めています。iPhone5のkindleアプリだとエラー表示され、ダウンロードできません。他の機器でどうなるかは、試していないのでわかりません。
2.iPhone5のkindleアプリで表示が乱れる場合がある
kindle Paperwhiteでは、きちんと表示されますが、iPhone5のkindleアプリで読むと表示が乱れる本が2つありました。一冊は、途中の段落で表示がくずれていました。もう一冊は、本文は縦書きで表示されますが、あとがきだけ横書きになり、iPhoneの向きを変えて読むことになりました。どちらもkindle Paperwhiteでは、きれいに表示されます。
3.kindle Paperwhiteでは図が見にくい
kindle Paperwhiteは、ふつうに文字を読むには、目にも優しく、快適に読めます。しかし、図はあまりきれいに表示されません。
カラーで作成された図がモノクロで表示されるため、ぼやけた感じになります。特に、図の中の文字が小さいさいと、わかりにくくなります。図を拡大して表示することもできません。iPhone5のkindleアプリは、図を拡大することができます。
4.kindle Paperwhiteでは、色のついた文字がわからない
kindle Paperwhiteは、モノクロなので当たり前ですが、赤い文字や、青い文字の区別がつきにくくなります。
まとめ
iPhone5のkindleアプリでダウンロードできなかったり、表示が乱れたりする問題は、自分がKindle出版するときに十分に気をつけなければならないことです。
Kindleプレビューツールで確認するだけでなく、Kindle機器やkindleアプリでも確認する必要があると思いました。全機種で確認することは、個人ではたいへんですので、他の人の情報も参考にしながら、出版前に行わなければならない最低限の確認範囲を探っていくことになると思います。
私の場合は、kindle Paperwhiteを持っているため、実害はほとんどありませんでしたが、Kindle本を読むツールがiPhoneのkindleアプリしかない人には、大きな不満を持たれます。お金を出して買った本が読めないわけですから、AmazonやKindleストアだけでなく、出版者に対しても不満を持たれるかもしれません。
原因が、kindleアプリの不具合である可能性もあります。すぐに解決されるかわかりません。kindleアプリの不具合を避けるように、電子書籍を作らなければいけないかもしれません。
また、Kindle本はkindle Paperwhiteで読まれることを前提に作成すべきだと思いました。文字に色をつけてはいけません。図は、モノクロ表示でもわかるような色づかいにして、なるべく大きく描きます。特に図中の文字は大きくなくてはいけません。
出版前のチェックと図をきれいに見るために、iPadやKindle Fire HDも買おうかと考えはじめているところです。