あなたは、ソーシャルメディアを楽しく使っていますか。そろそろ飽きてきたという人も、始めたばかりだという人もいると思います。
ソーシャルメディアでは、思わぬトラブルに巻き込まれる場合があります。初めての人にとって気づきにくいことを中心にまとめてみます。
1.アプリの実行
ソーシャルメディアでは、ときどきアプリの実行を促すメッセージが届くことがあります。例えば、誕生日を祝うとか、占いをするとか、診断をするというものです。
はじめのころは、ついうっかりやってしまいます。しかし、アプリは裏でどのようなことを実行しているかわかりません。
あなたやあなたの「友達」の情報を集めるアプリがあります。あなたの「友達」宛にあなたの名前で勝手に投稿をするアプリもあります。
Facebookページに「いいね!」を押させるアプリもあります。ウィルス同様の動きをするアプリもあります。
【注意】Chrome拡張機能に潜みFacebookにタグ付き投稿を繰り返すウィルスあり
信頼のおける人からのメッセージでも、そのまま信じてはいけません。その人もウィルスに感染している可能性があります。
幸いなことに、Facebookなどでは、アプリを実行するときに、「○○○へのアクセスを求めています」という警告メッセージが表示されます。このときにキャンセルすれば大丈夫です。くれぐれも「OK」を押さないようにしましょう。
2.フォームからの入力
ソーシャルメディアでは、メールアドレスの入力を要求するメッセージがしばしば届きます。セミナーやパーティーなどのイベントへの参加申し込みや、無料で動画を視聴できるというものです。
メールアドレスだけであれば、その後、同様な案内が送られてくるぐらいです。わずらわしければ、解除することもできます。
しかし、中には何かのサービスの管理者を装って、アカウント名とパスワードを入力させるものがあります。いわゆるフィッシング詐欺と同様の手口です。
どんなに本物らしく見えても、ソーシャルメディアやメールから来た案内に、アカウント名とパスワードを入力してはいけません。
アカウント名とパスワードを知らせてしまったら、アカウントを乗っ取られてしまいます。絶対に入力してはいけません。
似たような手口に、携帯電話の番号を入力させる手口がありました。携帯電話に何か勧誘の電話をするつもりだったのかもしれません。しかし、相手に電話料金もかかり、こちら側は、着信拒否もできます。それでも、注意するのに越したことはありません。
まとめ
ソーシャルメディアを利用した情報を盗む手口やウィルスに感染させる手口は、これからも新しいものがどんどん出てきます。自分が、それを行うことにより、どんなことが起こり得るのかを常に意識することが必要です。
どんなに信頼できる人から来たものでも、あるいは権威のある組織からのものでも、全面的に信頼してはいけません。相手も、ウィルスに感染しているかもしれません。成りすましかもしれません。
ソーシャルメディアを使うときには、常に注意が必要です。