『何故厚いけど超大容量バッテリー搭載のスマホやタブレットはないのか』というエントリをネットで見かけました。スマホのバッテリー持ちに不満を持っている人が多いのに、なぜ大容量バッテリー搭載のスマホがないのかという疑問です。
外付けバッテリーがある
外付けバッテリーがあるというのが、一番の理由だと思います。さまざまな種類の外付けバッテリーが販売されていますから、必要に応じて買えばよいという考えです。
スマホは軽く、薄い方が持ち運びやすく便利です。これは、誰にとっても同じです。すでに十分軽く、薄いとも言えますが、より軽く、薄くなれば、より持ち運びが楽になります。
それに対して、バッテリーは人により必要とする容量が大きく異なります。iPhoneに不満を持つ人が多いですが、私はiPhone 6 Plusで3日に1回の充電ですみます。iPhone 5でも2日に1回でした。仕事中は機内モードにしたままカバンに入れて使わないためです。私は、今のiPhoneでバッテリーの持ちに不満はありません。
バッテリー容量を増やせば、重くなり、厚くなります。バッテリー容量が異なるモデルをいくつか作るという考えもありますが、モデルが増えれば、さまざまな費用が増えます。
人により必要とする容量が異なるバッテリーは、外付けバッテリーで対応するという考えは妥当なものです。
バッテリーの劣化を早める使い方
バッテリーは時間とともに劣化します。劣化の進み方は使い方によって大きく異なります。
バッテリーの劣化については、次のサイトがわかりやすいと思います。
第127回 デジタル生活で活躍するバッテリの劣化はなぜ起こるの?|テクの雑学|TDK Techno Magazine
スマホで使われているリチウムイオン電池は、暑いところで急速に劣化します。また、満充電になっても充電を続けると劣化を加速します。少し使っては充電するという使い方も、充電回数が増えるため劣化を進めます。
バッテリーの劣化を早める使い方をする人にとっては、バッテリー容量を増やしてもすぐに劣化してしまい、あまり意味がないということになります。
まとめ
極端にバッテリー容量を増やしたスマホやタブレットは販売されないと思います。大容量バッテリーが必要な人は、外付けバッテリーを使えばすみます。
外付けバッテリーであれば、バッテリーが劣化しても、外付けバッテリーだけを買い替えることができます。