あなたの会社では多数決で何かを決めることがありますか?

多数決

「あなたの会社では多数決で何かを決めることがありますか?」

こんな質問をするのは、『どうして「多数決」ばかりで意思決定してはならないのか?:日経ビジネスオンライン』という記事を見かけたからです。

私は仕事をしていて、多数決でものを決める場面に出くわしたことが無いような気がします。

交渉事は原則Win-Winとなる落としどころを探して行われます。あるいは、交渉相手と共通の目標があり、その目標を達成するための最適の方法を探します。

時々、人により意見が異なることがありますが、その場合は、合理的に考えてどちらが妥当かという話になります。

たまには、理論よりも感情が優先されることがあります。特に上司が感情をコントロールできない人の場合、上司が感情的になったら部下はあきらめます。そこは一度引いといて、感情がおさまるまで待ちます。

お客様との折衝で、お客様が感情的になったときも同じです。

最も違和感を覚えたのは次の部分です。

多数決で決めたほうがいいこともあります。例えば趣味や嗜好に左右されるものです。「オフィシャルホームページの基調を何色にするか」「キャンペーン向けのロゴはどれがいいか」。こういうものは理詰めで考えていても答えが収束しませんから、関係者で決を採ればよいのです。

この類のものは、決めるべき人が決めれば良いことです。多数決では凡庸な案しか採用されません。

考えてみれば、多数決は小学校の会議でしかやったことがないような気がします。小学校では、なぜ多数決をやったのでしょうか?

おそらく、思考力が十分でなく、説得力もないためです。誰も良い案を考え付かず、考え付いたとしても、それが良い案であることを説得できなかったためです。

もうひとつ、多数決をよく見かけるところがあります。

国会です。国家には、利害の対立する人たちの代表者が集まっています。もともと考え方の違う人が集まり、お互いを理解しようという気持ちもありません。

彼ら、彼女らは、議論をしているのではなく、自分の主張を演説しているだけです。お互いの妥協点を見つけようという気もありません。だから、多数決で決めることになります。

仕事をしているときは、共通の目標があります。そのため、多数決をとらなくても同じ結論に達します。

国会では、議員に共通の目標はありません。価値観が異なり、目標も異なっているため、合意に達することがありません。そのため、多数決で決まることになります。

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