GoogleがChromebitというコンピュータを発表しました。USBメモリのような形の中に、CPUとメモリとストレージを搭載しています。価格は$100未満と発表されています。
画面とキーボードやマウスを接続して使います。Chrome OSが入っていて、Wi-Fi接続、Bluetooth接続、Chromeブラウザが使えます。
Google Chrome Blog: More Chromebooks, for everyone
さて、どのような使い方ができるでしょうか?
大画面テレビでの利用
自宅の大画面のテレビに接続し、キーボードやマウスを持って来れば、Chromebookと同様に使えます。大画面でインターネットのブラウジングができます。
GmailやDropboxなどのクラウドも使えます。Officeもクラウドで使えます。YouTubeも見られます。パソコンのブラウザでできることはなんでもできます。
携帯用コンピュータとしての利用
もう一つは、携帯用コンピュータとしての使い方です。少なくとも画面とキーボードが必要です。外出先で画面とキーボードが使えるところはあまりありません。自分で持っていかないといけません。
画面とキーボードを持っていくとなると、ほとんどノートパソコンを持っていくのと変わりません。わざわざChromebitを使う理由はありません。小さく軽い画面とキーボードがあればいいですが、小さいとその分使い勝手は悪くなります。
画面とキーボードの大きさについて、携帯性と使いやすさは、相反する関係にあります。携帯性を優先すれば使いにくくなり、使いやすさを優先すれば携帯性が悪くなります。これはChromebitを使わなくても、一般のノートパソコンも同じです。
Chromebookでは、一般のパソコンとほとんど同じことができますが、Windowsのアプリも動かず、Macのアプリも動きません。
普段、WindowsやMacのパソコンを使っている人にとっては、Chromebookはどうしても普段やっていることができなくなります。外出先で普段と同じことができないと不便なものです。やはり普段使っているパソコンと同じOSのノートパソコンが欲しくなります。
結論
ChromebookもChromebitも面白い製品だと思います。子供に使わせるとか限定した目的で使うには、安くすみます。
しかし、WindowsやMacのパソコンに慣れた人には、不便に感じます。使い慣れたアプリが使えません。
あくまでも特殊用途向きのパソコンです。