MicrosoftがWindowsタブレットSurface 3を発表しました。薄くて、軽くて、安く、Windows 8.1を搭載しています。
ある意味、Appleが先日発表した新型MacBookと似ています。CPUはそれほど高速なものではありません。しかし、インターネットに接続したり、文章を作ったりする分には十分です。
新型MacBookはキーボードが付属しています。Surface 3は別売りのキーボードカバーとなっていますが、キーボードがつきます。
これは今後のモバイル端末の方向を示しています。私は、モバイル端末は2種類に収束すると予測しています。
スマホ
ひとつはスマホです。最も人気が出るのは、iPhone 6 Plusぐらいの5.5~6インチの大きさです。ポケットに入る大きさです。
スマホの画面は、やはり大きい方が見やすくなります。ただし、画面が大きいと持ち運びが不便になります。その妥協点がポケットに入る大きさです。
私は、以前は片手で操作できることも重要ではないかと考えていました。しかし、iPhone 6 Plusを使って、考えが変わりました。片手で操作しなければならないときは、それほどありません。片手で操作できることよりは、画面が大きい便利さを優先します。
ノートパソコン
もうひとつは、薄くて、軽くて、キーボードのついたノートパソコンです。ここでは、別売りでも、キーボードのついたものをノートパソコンと呼ぶことにします。
大量の文章を入力するためには、キーボードは必須です。キーボード以上の入力デバイスはありません。音声入力という人もいますが、音声入力は入力速度でキーボードにかないません。
それほど高い処理能力はいりません。インターネットに接続でき、文書が作成できれば十分です。
ノートパソコンも画面は大きな方が使いやすくなります。ただし、画面が大きくなると重くなります。
これからも薄く、軽く、でも画面は大きくという競争は続きます。
タブレットの運命は?
それでは、タブレットはどうなるでしょうか?タブレットはバッグに入れなければ持ち歩けません。バッグに入れるならば、ノートパソコンが持ち歩けます。
インターネットに接続するだけなら、スマホでできます。もちろん画面が大きい方が見やすいですが、ポケットに入るという携帯性でスマホが勝ります。
文章の入力にはキーボードが便利なので、タブレットとキーボードを持つということも考えられます。私も、Nexus7とポメラ(pomera DM100)を持ち歩いたことがあります。
しかし、薄いノートパソコンの方がかさばりません。全体の重さも軽くなります。タブレットとキーボードを持ち歩くよりは、ノートパソコンだけを持ち歩いた方が便利です。
するとタブレットは非常に限定された用途だけに使われることになります。私は、iPad Airをリビングに置き、何か気になったことをすぐに調べられるようにしています。しかし、家の中でもスマホをいつも持ち歩いていればすむことです。
まとめ
モバイル端末は、5.5~6インチのスマホと、薄くて軽いノートパソコンに集約していきます。タブレットはその存在意義がなくなり、だんだんと消えていきます。