Microsoft が Suface 3 を発売しました。薄さと軽さを売り物にしています。
タブレットとしても使え、キーボードを付ければパソコンとしても使えます。Windowsでは同じOSが動くため、タブレットとパソコンを区別する必要がありません。
Macでは、タブレットとパソコンでOSが異なるため、使い道が異なります。iPadはiPhoneのアプリを大画面で動かすために発売されました。アプリによっては大画面の方が便利であり、使いやすくなります。
iPadが商業的に成功したため、Windows陣営からもタブレットが再度出てきました。Windowsのタブレットはその前からありましたが、ほとんど売れていませんでした。Windowsにはタブレットに適したアプリがないためです。
iPadが成功したのは、タッチパネルで使えるiPhone用のアプリがそろっていて、そのまま使うこともできたからです。
そのうちに、iPadにキーボードを付けてパソコンのように使う人が増えました。大量の文字入力にはハードウェアキーボードが必要です。ソフトキーボードでは、高速のタッチタイピングは不可能です。
するとWindowsでもタブレットとキーボードを一緒にした2in1といわれるパソコンが出てきました。Surfaceもこの一種です。
Sufaceの最初の機種では、既存のWindows用アプリが動きませんでした。Windowsストアからダウンロードする専用のアプリだけが動きました。そのため最初のSurfaceは売れず、現在発売されているSurfaceは既存のWindowsアプリも動くモデルだけになっています。
結局、Windowsタブレットは存在意義がなくなり、タッチパネルを搭載したパソコンとなりました。
タブレットには軽いというメリットもあります。しかし、キーボードを付けるとその分重くなります。携帯するためには、軽いほうが良いことに誰も異論がありません。
そこで、軽さをセールスポイントとしているパソコンを一覧にしました。Macも含めて画面サイズの大きいものから並べています。Surfaceの重量にはキーボードの重量も含めています。
ディスプレイ (インチ) |
重量(g) | |
LAVIE Hybrid ZERO | 13.3 | 779 |
Surface Pro 3 | 12 | 1095 |
MacBook | 12 | 920 |
MacBook Air | 11.6 | 1080 |
Surface 3 | 10.7 | 906 |
Lets note RZ | 10.1 | 745 |
これを見て分かるように、Surfaceはキーボードを含めると決して軽いパソコンではありません。MacBookが軽いと思っている人も多いですが、一番軽いパソコンはWindowsパソコンです。
パソコンにタッチパネルは必要ありません。ポインティングデバイスがあれば十分です。Microsoftがそれを認めたとき、Microsoftはタッチパネルなしのより軽量なSufaceを出してきます。
それは、他のパソコンメーカーと完全に競合するものです。そしてWindowsタブレットが消え去ることを意味しています。