あなたの書いた文章が、間違って伝わったことはありませんか? よくあるという方は、『だから、読み手に伝わらない!』を読んでください。誤解されない文章の基本から、メールやSNSでの文章の書き方まで、伝わる文章の書き方がわかります。
ここでは、そのポイントを紹介します。
文章の基本
二通りの意味にとれる文章はダメな文章です。修飾語がどの言葉を修飾しているのか、迷ってしまう文章は典型的な例です。「結構です」のようなどちらの意味にもとれる言葉を使うと誤解のもとになります。
読点の位置で、文章の意味が変わることもあります。読点の位置ひとつで間違って伝わります。
主語と述語の対応がねじれていると、意味不明の文章になります。論理的につじつまの合わない文章も理解されません。
文章を書く上でチェックすべきことが、まとめられています。
メールの勘所
メールは便利ですが、使い方のまずい人がいます。メールの件名が「こんにちは」などのあいさつでは、開かなければ用件がわかりません。重要度の低いメールだと判断され、後回しにされます。
簡単に返信ができるため、言葉足らずになりがちなところもあります。相手の気分を害さない配慮は必要です。
メールの初心者から、仕事で毎日使っている人まで、自分のメールの使い方をチェックできます。
メールのコツ
ふだんからあまりメールを使わない人もいます。緊急時にメールでは間に合いません。メールは万能ではありません。
必要な情報はもらさず入れなければいけません。余計な情報があると、大事なことが伝わりにくくなります。用件が複数あるときは、箇条書きにします。
メールでもていねいな表現、誠実な対応を忘れてはいけません。
メールでは忘れがちな注意点が指摘されています。
SNSの文章
Facebook、Twitter、LINEなどのSNSは要注意です。
仲間内にしか見られないと勘違いして、トラブルを起こす人が絶えません。SNSは駅前広場で演説していることと同じです。しかも永久に記録が残ります。
SNSに慣れている方も、見落としていることがあるかもしれません。
まとめ
『だから、読み手に伝わらない!』にはわかりやすい文章の基本から、メールやSNSでの注意点まで、現在の日本で必要とされる文章を書く上での注意点が網羅されています。
自分の書いた文章が誤解された経験をお持ちの方にお勧めの一冊です。