SEOについては、いまだに使い物にならない古い知識を大事にしている人がいます。そうかと思うと、Googleの方針に振り回されるとSEOを毛嫌いする人もいます。
しかし、SEOについての正しい知識は、インターネットで仕事をするためには欠かせないものです。
『効果がすぐ出るSEO事典』は、現在のSEOについて、わかりやすく解説しています。
特にはてなブックマークの説明には、多くの紙面を割いています。はてなブックマークについてここまで解説した本は知りません。
ここでは、『効果がすぐ出るSEO事典』について、エッセンスを紹介します。
SEOの基本
SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは、ウェブサイトが検索されたときに、多くの人に見てもらえるようにする手法のことです。
以前は、キーワードを詰め込んだり、無料ブログから外部リンクを張ったりする手法がありました。その結果、劣悪なサイトが検索で上位表示されるようになりました。それに危機感を持ったGoogleはアルゴリズムを変更しました。
Googleが目指している方向は、検索ユーザーの満足度を上げることです。そのため、検索ユーザーの満足するサイトを作ることが、検索で上位表示されることにつながります。
手軽な対策
すべてのユーザーが満足するウェブサイトなどありません。ターゲットとする利用者が満足するサイトを作ることになります。
ターゲットとする利用者が、どんな情報を求め、そのためにどのようなキーワードで検索するかを想像します。
そのキーサードで、利用者が求める情報を提供することが、ユーザーを満足させ、Googleの検索結果でも上位表示されることになります。
そのためには、ウェブサイトをわかりやすい構造にして、有益な情報を提供することが必要です。
本気の対策
本気の対策のためには、『Google アナリティクス』や『Search Console』を使った分析が必要です。
『Facebook広告』も有効です。
FacebookOGPやTwitterカードを使うと、シェアされたときに目立ちます。
しかし、バズをねらうならば、はてなブックマークです。はてなブックマークの新着エントリーに入ることがバズのカギとなります。
はてなブックマークを集めやすくするためには、自分のアカウントをしっかり育てる必要があります。Twitterと連携させ、他のユーザーとつながります。
おわりに
『効果がすぐ出るSEO事典』のエッセンスだけを紹介しました。本の中には具体例がたくさん掲載されています。
SEOだと言って、アメブロからリンクを張ったり、広告やプレスリリースからリンクを張ったりすることに力を入れている人は、かわいそうになります。
Googleの変化は、少し注意してネットを見ていればわかることです。おそらく過去の成功体験を引きずっているのだと思います。
一見、イノベーションのジレンマと似ています。しかし、イノベーションのジレンマは新しい環境に対応するために、まだ利益があがっている古いものを捨てなければならないジレンマです。
現在のSEOに対応するために捨てなければならないものは、もう役に立たなくなったサイトです。
過去の成功体験を忘れ、現在の状況を直視すれば、現在のSEOに対応することは難しいことではありません。
『効果がすぐ出るSEO事典』を読めば、その方法がすぐにわかります。