Twitter、Facebook、ブログなどのSNS上でのトラブルが後をたちません。SNSでやってはいけないことをきちんと考えてみたいと思います。
1.誰かに読まれて困ることは書かない
TwittetもFacebookもブログも、原則、不特定多数の人に公開されているものです。誰かに読まれて困ることは、書かないことです。トラブルの多くは、仲間内でしか読まれていないと思い込み、不用意な投稿をしてトラブルになっています。
業務上の秘密事項を書いていけないことは、当然のことです。ほとんどの仕事では、自分の組織のことだけでなく、関連する組織や顧客のことも秘密情報となります。
匿名であるから大丈夫とは言えません。過去の投稿や関連するSNSから、個人や勤務先を特定することは難しくありません。
Facebookで友達限定で投稿していても、友達がコピペすれば、一般に公開されてしまいます。
TwittetもFacebookもブログも、世界中の誰もが読む可能性があるという前提で考え、誰かに読まれて困ることは書かないことです。
2.他人のことを無断で書かない
他人の名前や行動を書いたり、写真を投稿する場合には、必ず本人の承諾を得なければなりません。インターネット上に写真や名前を出されたくない人は、たくさんいます。
仮に、普段は写真や名前を出している人でも、他の誘いを断って、別の会合に参加している場合など、名前や写真を出されたくない場合があります。
自分のことをSNSに書くかどうかは自分の判断ですが、他人のことを書くときは必ず本人の承諾が必要です。
3.法律に違反しない
なにを当たり前のことをと思われる人も多いと思いますが、法律違反の投稿をときどき見かけます。
一番多いのは著作権法違反です。知らずにやっているのだと思いますが、歌詞を無断でブログなどに書いてはいけません。作詞家の死亡以降50年がたっていない限り、音楽著作物使用料金を支払わなければなりません。
引用は、次の条件を満たしていなければなりません。
(1)そこを引用する「必然性」がある
(2)質的にも量的にも自分の文章が主で、引用部分は従である
(3)引用部分を「 」で囲うなどして明確にする
(4)出所を明示する
(5)正当な範囲内
SNSでビジネスを行なっている場合は、「特定商取引に関する法律」に注意しなければいけません。インターネット上でビジネスを行う場合は、販売者名、住所、連絡先などを明記しなければいけません。
4.利用規約に違反しない
利用規約に違反すると、突然アカウントが停止されたり、削除されたりする場合があります。利用規約は、サービスする会社によって、突然変更される場合がありますから、注意が必要です。
Facebookであれば、実名で利用していなかったり、1人で2つ以上のアカウントを所有していると、利用規約違反になります。ブログですと、商用利用を禁止しているブログサービスがあります。
まとめ
TwittetもFacebookもブログも、世界中にガラス張りの状態で投稿しているという認識で、法律違反や利用規約違反にも注意しながら、利用しなければなりません。
【2016年8月22日追記】
アメブロでは2013年11月1日よりJASRAC管理楽曲の歌詞掲載が可能になりました。
アメブロでの著作権侵害がひどいので、一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)と契約を締結したようです。
JASRAC管理楽曲の歌詞掲載が可能になりました|スタッフブログ