会社に勤めると多くの人は出世を気にします。
出世が自分の能力の証明のように感じます。出世を生きがいとする人もいます。
そんな出世に関して、面白いエントリがありました。
会社で出世するには、「上の人」に気に入られる(嫌われない)必要がある気持ち悪さ – 今日はヒトデ祭りだぞ!
これを書いた人のプロフィールを見ると、愛知県在住の24歳の男性で働いています。エントリからは大きな会社に勤めていることがうかがえます。
会社の上司から次のことを言われることが嫌なようです。
- 「もっと上司(上司の上司、部長とか専務とか)に顔を売れ」
- 「残業でも休日出勤でも出来る事は何でもしてアピールをしろ」
- 「会社の行事には出来る限り参加をしろ。そういう付き合いが大事だ」
- 「自由参加でも出来る限り参加するべきだ」
- 「飲み会にも積極的に参加して、偉い人のいるテーブルに行け」
部下にこのようなことを言う上司は、部下のことをよく考えています。新入社員はなかなかこのようなことに気づきません。
会社でどのような人が出世するかはわかっています。
上司に引き上げてもらえる人です。
そのためには上司に好かれなければなりません。上にあげられていることは、上司に好かれ、引き上げてもらうために有効なことです。
ただし、自分が出世するためには、上司も出世しなければなりません。出世する上司の下で働けるかどうかは運です。
上司がどのような人であろうと合わせられる人もいますが、上司とウマが合うかどうかも偶然が左右します。
さらに会社が発展しなければ、ポストが不足します。30年後の会社の状況を正確に予想することは不可能です。30年前にはつぶれるはずがないと思われていた会社もたくさんつぶれています。
つまり、出世するかどうかは運に左右される要素が多いですが、上司に引き上げてもらうため、上司に気に入られることがプラスに作用することは間違いありません。
これは、すべての会社に当てはまると言っても過言ではないと思います。これが嫌ならば独立起業するしかありません。
私も新入社員のころは同じようなことを言われました。私はそれほど嫌ではありませんでした。上司が心底私のためを思って言ってくれていることがわかったからです。
しかし、言われたことをそのままはできませんでした。人におもねることが嫌だったからです。
同じような人は会社にも結構います。それでも管理職ぐらいにはなります。
ただし、元のエントリには気になることも書かれています。
明らかに変なことを反論もせずに後から愚痴っているのは問題です。
上司に誤りを指摘できない風土がある会社は危ないです。不正がはびこり、不正が表ざたになったときに崩壊します。
そのような会社もたくさん報道されています。
この問題は出世の問題とはまた別の問題です。
不正がはびこっている会社ならば、できるだけ速やかに逃げ出すことが賢明です。
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