世の中には自己啓発の本があふれています。関連するセミナーもたくさん開かれています。しかし、中にはまゆつばものもあります。『その科学が成功を決める』では、世の中に流布している方法に、科学のメスをいれています。ここでは、科学的に効果が確かめられている方法を7つ紹介します。
1.感謝することを書き出す
感謝すること、感謝したことを書き出します。幸福感が強くなり、健康状態も良くなります。『ハーバードの人生を変える授業』でも毎日、感謝したことを書き出すことを薦めています。
2.成功した自分ではなく、前進する自分をイメージする
自分の成功だけを想像していると、現実逃避となって、目標達成に必要な努力をしなくなる場合があります。前進する自分をイメージすることは、目標達成のために計画を立て、実行することにつながります。
3.自分の弔辞を書く
自分の葬儀で、友人が弔辞を述べることを想像します。その弔辞を書きます。自分が、死後どのように記憶されたいかを考えることになります。この方法は、『ビジネスモデルYOU』でも紹介されています。
4.子供をほめるときは、才能ではなく努力をほめる
子供の才能をほめると、失敗を恐れるようになりがちです。努力をほめると、実際の結果にかかわらず、子供の励みになります。
5.ウソを見抜く時は、相手の言葉に耳を傾ける
人はウソをつくときは、他のことと矛盾が生じないように考えなければいけません。そのため、「うーん」や「えー」などの言葉が増え、自分を指す言葉を使わなくなるそうです。よそよそしいしゃべり方になり、話をはぐらかすことも増えてきます。
6.財布に赤ちゃんの写真を入れる
財布に赤ちゃんの写真を入れておくと、なくしたときに戻ってくる可能性が増えます。
7.職場に植物を置く
植物は、反社会的行動を抑えると同時に、創造性を高めます。
まとめ
『その科学が成功を決める』から、科学的に効果が認められていることを紹介しました。本書には、効果がないこと、逆効果となったことについても実験結果を紹介しています。是非、一読をおすすめします。