ちきりんさんが、『仕事と家庭の両立なんて、目指すのやめたらどう? – Chikirinの日記』という記事を書いています。
最初に紹介されている例は、簡単にまとめると次のようになります。
男性も女性も正社員として働いていて、女性がキャリアアップのため転勤となりました。女性は単身赴任し、二人の子供は男性が時短勤務で育てています。女性は毎週末戻ってくる生活です。
これは最も厳しい状況です。これは当然、みんなが求めている家庭と仕事の両立の理想の姿ではありません。
目指すべき姿としてあげられているもう一つの例は、転勤に伴い配偶者が仕事をやめて家族一緒に引っ越すという生活です。女性の転勤のために男性が仕事をやめる。男性の新しい仕事のために女性が会社をやめるという例になっています。
こちらも仕事と家庭の両立だと思います。ただ同じ会社で働き続けることにこだわらない生き方です。
学校を卒業して同じ会社で働いていると、他の仕事を考えることが難しくなります。
会社を替えながらキャリアアップしてきた人には、転職はそれほど大事ではないようにも思えます。
私が就職した30年以上前とは、世の中が変わっています。絶対につぶれることがないと思われていた企業が、いくつも消えてなくなりました。
同じ会社でキャリアアップを目指しても、いつまでも会社が存続する保証はありません。
それならば、いつ会社を飛び出してもいいように考えながら、キャリア計画を立てた方が良いことになります。
間違っても会社の中で出世することだけを考えていてはいけません。会社がつぶれたり、合併されてリストラされたりしたときに、目指すものがなくなってしまいます。
いつ会社を放り出されてもいいように、会社外でも通じるスキルを磨き、経験を積むことです。
結婚するときには、お互いのキャリア計画をきちんと話し合っておくことも大切です。