数字のマジック ― 生まれ月とスポーツの成績に関係があるか?

球場

 生まれ月とスポーツの成績を比較した調査がありました。活躍した選手の生まれ月別の人数が、4~8月生まれの人が多く、1~3月生まれの人が少ないという結果です。

 原因としては、小中学校では、同じ学年で比較すると4~8月生まれの人の方が1~3月生まれの人と比較して、早く生まれている分、体も大きく、体力や運動技能も優れているということでした。

 確かに小中学校では、生まれた月により、体の大きさ等に差があることは、納得がいきます。しかし、大人になっても差があることの説明はできません。小中学校で相対的に活躍した選手がそのままプロ野球選手やプロサッカー選手となっても活躍するのでしょうか。そうは思えません。

 この調査には、大きな見落としがあります。月により生まれる子供の人数にはかなりの差があるということです。私の通った高校の体育祭は、生まれた月によりチームを分けていました。3~5月、6~8月、9月~11月、12月~2月だったと思います。チームにより人数に倍以上の差があったと記憶しています。おそらく、年度の初めの頃に生まれる子供の数が多く、年度末に生まれる子供の数が少ないのは、全国的な傾向だろうと思います。

 月ごとに生まれる子供の人数が違うのですから、活躍した選手の数を単純に比較すると、生まれた人が多い月は活躍した選手の数も多くなることが予測できます。人数比で比較しなくては、妥当な比較はできません。

 これは、間違えやすい数字のマジックの例といえるかもしれません。

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