コンビニや飲食店の従業員が冷蔵庫に入り、食品の上に寝っ転がった姿を写真にとった上Twitterに投稿するというたぐいの事件が続きました。Twitterが炎上したとして話題になりましたが、これはTwitterの問題ではありません。
コンビニや飲食店の同様の事件は昔からあったのかもしれません。仲間内で悪ふざけを自慢していたかもしれません。場合によっては、写真にもとっていたかもしれません。それをTwitterに投稿したから大騒ぎになりましたが、Twitterの問題ではないことは、明らかです。
昔からあった問題が、Twitterという道具により公になったと見るべきです。それが、本人たちの行為だということが、また皮肉です。企業としては大損害でしょうから、その対処を考えたいと思います。
この種の事件を防ぐには、従業員の教育しかありません。コンビニや飲食店の従業員に対する教育がどのように行われているか知りませんが、彼らには世の中で起きている事件を知り、自らの行動に活かすことは期待できないと考えるべきです。もしかしたら、事件を知り、まねをしたのかもしれません。
「冷蔵庫に入ってはならない」「食品の上に寝てはならない」というレベルの教育をするだけでは十分ではありません。それをやった場合に、企業や彼らにどのような影響があるかを知らせるべきです。
事件を起こした従業員は処分されたと報道されていますが、そこまでです。彼らが損害賠償請求を受けたかどうかわかりませんが、彼らが働いて得る金額の何倍もの損害が発生すること、その責任が彼らにあること、それがTwitterで広まってしまえば、次の仕事場でも知られてしまう可能性のあることなどを含めて教育しなければなりません。
もちろん、教育すればわかる人ばかりではないでしょうが、そこはその人を採用するかどうかの問題です。
Twitterをはじめとするソーシャルメディアは、大きな可能性を秘めた強力な道具です。だからこそ、負の面で使われれば企業に大きな損害を引き起こす可能性のあることを知らなければなりません。