悪ふざけによるTwitter炎上事件が収まりません。中には首をかしげる意見もありますので、まとめてみます。
1.若者の悪ふざけは昔からある
これは、ほとんどの人が同意見です。
2.彼らはTwitterが世界中に公開されていることを知らない
これも異論はないようです。Twitterをよく知らないまま使い始めた人は、要注意です。仲間内だけで使っているとTwitterが世界中に公開されていることに気が付きにくいのは事実です。
3.下層社会の問題である
これには、異論があります。特にTwitterについての知識は、高学歴でも知らない人はいます。悪ふざけもやります。
しかし、ネットでもテレビでも新聞でも、これだけ問題になっていても繰り返すのは、世の中のできごとをあまりにも知らないか、思慮が足りないと言えます。
4.この程度の問題で騒ぐべきではない
これは、言ってもムダです。不特定多数の人に広まった場合、たたく人は必ず現れます。特にTwitterは匿名が多いため、自らの鬱憤を晴らすように他人の不用意な言動を非難する人が現れます。
有名人のスキャンダルが話題になるのと同じ理屈です。他人を貶めることにより、自分の存在感を確認するという心理が働くため、他人が大騒ぎするほどの問題ではないと言っても、聞く耳を持ちません。
5.企業等の対応が過剰である
清潔に対する感覚が人により異なるため、企業側としては、最も敏感な人に対応する必要があります。個別包装しているため、冷蔵庫に人が入るぐらい何でもないと考える人もいれば、そうでない人もいます。
しかし、店舗の閉店は理解できません。本人に対する処分も、解雇や消毒等にかかる費用の損害賠償は妥当な範囲ですが、通っている学校の退学処分は理解できません。損害賠償も店舗の閉店に関係する費用が含まれるとすると、本人の責任範囲を超えているように思えます。
何か個別の事情があるのかもしれませんが、本人がきちんと裁判等で争い、妥当な範囲に収まることを望みます。
6.防止策
防止策は、従業員教育を繰り返すしかありません。食品の扱い方からTwitterをはじめとするソーシャルメディアの使い方まで含めなければなりません。特に不特定多数に公開されていることと、半永久的に残ることをきちんと教えなければなりません。
事件を起こした場合、企業と本人にどれだけの影響があるかを認識させなければなりません。例えば、将来子供ができたとき、子供が親の名前で検索すると見つかる可能性があることも含めて教える必要があります。