ホームページのプレゼントは企業のためになりますか? | 定年起業のためのウェブコンサルティング

ホームページのプレゼントは企業のためになりますか?

いいんだけどね

 ブラザーが中小企業向けのキャンペーンで、「スキャナかプリンタ、複合機を買ったら、御社のホームページを作成します」というキャンペーンを行っています。

ビジネス応援祭|ジャスティオスペシャルサイト | プリンター・複合機・スキャナー|ブラザー

 「ブラザーがビジネス応援祭でホームページをプレゼントする理由」として、3つ上げています。

  1. 全国の中小企業約400万社中、約304万社がホームページを持っていない。
  2. ホームページを持っていない企業よりも、持っている企業のほうが売上が40%も高い
  3. コストが高い、知識・スキルがない、時間がかかるのがホームページを持てない理由

 ブラザーはホームページをどのように考えているのでしょうか?このキャンペーンの問題点をまとめてみました。

1.ホームページの運用

 無料でホームページを作ってあげて、その後の運用はどのようにするつもりなのでしょうか。ウェブサイトだけを作って放置しておくと、それを見たユーザーは、売れていない会社と判断します。企業にとっては、余計なお世話になる可能性が多分にあります。

 無料でホームページを持った企業が、まったく役に立たないホームページで、インターネットを役に立たないものと判断してしまったら不幸なことです。

 ブラザーは、ホームページの運用を含めて対象企業にきちんと説明し、有料でも運用のサービスをすべきです。

2.「ホームページを持っていない企業よりも、持っている企業のほうが売上が40%も高い」

 何となく、ホームページを持つと売上が40%増えそうに感じませんか?でも、そんなことは、言っていません。

 売上の高い企業は、ホームページを持っている傾向があるというだけです。ホームページを持っている会社の方が、大きくて売上も高いということです。

 会社が小さくて、ホームページを作る費用も運用する人材の確保もできないという企業は、たくさんあるはずです。しかも、売上で利益ではないことにも注意が必要です。

 ホームページを作ったからといって、利益や売上が増えるとは限らず、運用方法によっては、逆効果になることも肝に銘じるべきです。

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