人類の進歩とは何か

夜明け

私は、人類の進歩とは、本人に責任のないことによる差別がなくなることだと思います。

米国では、マルコムXやキング牧師が暗殺された1960年代に、黒人の血を引く大統領が誕生するなどと誰も想像さえしなかったと思います。

日本でも江戸時代では、生まれた身分で生活が異なることを当たり前だと、ほとんどの人は信じていました。

日本で人種、信条、性別、社会的身分または門地による差別が禁止されたのは日本国憲法からです。女性の参政権が認められたのも1945年です。男女雇用機会均等法は1986年に施行されました。

マズローの自己実現理論によれば、生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、承認の欲求、自己実現の欲求と人間の欲求は高度になってきます。当然、これは男性も女性も同じです。

自己実現は、仕事を通じて行われることが多くなります。仕事をする時間は人生の多くの時間を占めるためです。

すると男女平等のためには、男も女も同じように働ける社会の実現が必要になります。現代の日本でもまだまだ実現できていません。

この実現のためには、男性と女性が育児や介護を同じようにやることに、誰も違和感を持たなくなるまで、社会の意識が変わっていかなければなりません。

論理では男女は平等だと思っていても、男性が育児や介護で仕事をやめるというと、違和感を持つ人は大勢います。まだまだ時間がかかることです。

それどころか、日本にもまだ男女平等に反対しているとしか思えない人がいます。

著名な人が、その著書の中で、妻に下着を着せてもらっていることを自慢げに書いていることに驚いたこともあります。

先日もこんなブログを見つけました。

女性の社会進出について|田母神俊雄オフィシャルブログ「志は高く、熱く燃える」Powered by Ameba

いま我が国は、女性も全員働く社会を目指して進んでいるように見える。仕事をしたい女性が子供を預けて働くことが出来るように、保育園や託児所の充実が叫ばれている。男性が外で仕事をして、女性は家庭にあって夫が仕事をしやすいように家庭環境を整え、子育てを行うという伝統的な家庭のあり方は見直されつつある。しかし、私は女性がどんどん社会に進出をして、男性と同じように仕事に生きることには疑問を持っている。

この人の主張は、女性は働かなくてもいい社会にして、子供をたくさん産んでもらい、人口を増やし、国家を強くしようというものです。

江戸時代の人に、武士も農民も本来は平等なのだと説いても、納得してもらうことは難しいことです。同様に、このような人に男女は平等だということを心から納得してもらうことは難しいでしょう。

女性も男性と同じように、生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、承認の欲求、自己実現の欲求と、より高度な欲求を満たそうとしている人が増えています。

それを実現できる社会こそ望ましい社会です。

そのためには、世の中の大多数の人の意識が変わらなければなりません。そのためには時間がかかりますが、啓蒙活動を続けていくしかありません。

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