ソーシャルメディアを衆愚化させず、集合知を得る方法

SNS

ソーシャルメディアは他人の投稿に同調する人が目立ち、衆愚化しがちです。しかし、そこから集合知を得る方法もあります。

集合知とは

集団から得た意見は、専門家1人の意見よりも正解に近づくという「集合知」の存在が知られています。

例えば、大きなビンに入ったたくさんのビーズの数を当てるクイズなどでは、回答の平均は正解に近くなります。

しかし、これには条件があります。回答者が相互に影響しないことが必要です。他人の回答が分かる状況で、有名人や権威のある人が答えた後で回答する人がいるときは、他人の回答に引きずられる人が出てきます。他人の意見に影響されやすい人がいるために、回答に偏りが発生します。

集合知を得ようとするときは、すべての人を隔離することが理想です。それができないときは、他人の意見に影響されやすい人だけでも隔離することができれば、集合知を得やすくなります。

他人の意見に影響されやすい人か、そうでないかは、テストにより判別可能です。ある質問の回答の後に、回答者に他人の回答を見せます。次の質問に対する回答が、他人の回答にどれだけ影響されるかを計測することで判定できます。

インターネットで集合知を得る方法

インターネット上では、集合知を得られる可能性があります。しかし、Twitterやはてなブックマークのコメントなどでは、他人の意見に影響を受けた意見が飛び交っています。ある方向の意見が投稿されるとそれに影響された意見が投稿されることが珍しくありません。いわゆる「炎上」も特定の方向に偏った投稿が集中することで発生します。

このようなインターネット上で集合知を得るには、専用のソーシャルメディアが必要です。集合知を得るためには、次のような機能が必要です。

他人の意見に影響されやすい人か判断する機能

利用者が、他人の意見に影響されやすい人か判断する機能が必要です。他人の投稿に影響を受けた投稿をよくするか、それとも自分の考えをきちんと述べるかを判断することで判別可能です。

影響を受けやすい人を除く機能

他人の影響を受けやすい人の投稿を他人からは見えなくする機能です。このようにすることにより、自分の投稿以外は、他人の影響を受けにくい人の投稿だけが見えることになり、その平均値が妥当な考えとなることの確率が高まります。

課題

仮に、以上のようなソーシャルメディアを開発できたとしても、課題があります。自分の投稿が他の人に見えないことに気づいた人が、使わなくなることです。これは、システム的には問題ありません。他の人に見えない投稿が無くなるだけです。しかし、このソーシャルメディアを使う人が減るという意味で問題です。

他人の影響を受けにくい人だけが使うソーシャルメディアということで、一部の人だけに人気のあるものになります。

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