ブログを運営するときに、テーマごとにブログを分けるか、分けずにひとつのブログで運営するかという問題があります。
ブログを分けない
メリット
ブログを分けずにひとつで運営するメリットは、まとめると次のようになります。
- 記事数が増え、ブログのPVも増えやすい
- レンタルサーバやドメインの費用が安くなる
- 運営が楽
デメリット
ブログを分けないデメリットは、記事が多岐の分野に渡り、ブログが雑多な印象を与えることぐらいです。
ブログがひとつだと、何かあったとき、ブログがなくなるというリスクはあります。
例えば、サーバのデータがすべて消えてしまうというリスクがあります。数年前にあるサーバ会社でありました。しかし、バックアップを自分できちんととっておくことで回避できます。
無料ブログサービスでは、運営していた会社が倒産する、あるいは会社の方針変更でブログサービスをやめるというリスクがあります。独自ドメインのブログであれば、このリスクはありません。
何らかの理由で、Googleから嫌われ、アクセスが来なくなるというリスクもあります。Googleに問い合わせて原因を調査し、原因を取り除けば回復できます。
つまり、ブログをひとつで運営するデメリットは、きちんと運営していれば回避できます。複数のブログを運営していたとしても、ひとつひとつのブログにとっては、同じリスクが存在します。
ブログを分ける
メリット
ブログをテーマごとに分けるメリットは、専門的な印象を与えることです。
専門的な印象を与えれば、その種の情報を必要とする人が定期的に見に来る可能性はあります。
しかし、専門的な情報を求める人は、最初は検索で探します。
Googleは記事ごとに、その情報の内容を判断しているように思えます。他の記事とは明らかに分野が異なる記事でも、検索でアクセスを集める記事があります。
ブログのテーマを統一しても、個々の記事に対する検索アクセスはそれほど変わらない気がします。カテゴリで分類しておけば十分です。
ブログのテーマを統一するメリットは、読者の印象だけだと思います。
デメリット
ブログを分けるデメリットは、ブログを分けないメリットの裏返しになります。
- 記事数が増えにくい
- レンタルサーバやドメインの費用が高くなる
- 運営が煩雑
結論
ひとりの人が運営するブログを分ける意味はありません。テーマごとにブログを分けると、ひとつひとつのブログの記事数が減り、アクセスが少なくなります。
ブログをテーマごとに分けるという考え方には、お互いにリンクを張り、外部リンクを増やすという意図もあると思います。
しかし、それはGoogleが外部リンクを重視していた時代の名残です。現在ではあまり意味がありません。特に無料ブログからの大量のリンクは、害になることはあっても、Googleの評価を高めることにはなりません。