若者論の誤謬4つのパターン

 「今の若い人は、…」という言葉は、古代の文書にも残されているそうです。人類が年をとってくると感じる普遍的な感覚なのでしょう。代表的なパターンをまとめてみました。

1.子供の特徴を忘れている

 「今の子供は箸をきちんと使えない」といったパターンです。子供は大人ほど器用に手を使えません。手先の器用さの個人差やまわりの環境もありますが、箸をきちんと使えるようになるまでには、ある程度の成長が必要です。

 子供や若者がもともと持っている特徴を忘れ、その未熟さを嘆いているパターンといえます。

2.法律が変わっている

 「今の若い男はおとなしくなった」といったパターンです。日本国憲法で男女の平等が定められ、男女雇用機会均等法で女性の働く場が拡大しました。女性が活動しやすくなり、相対的に元気のいい女性が目立つようになりました。

 おとなしい男性なんて昔からたくさんいました。法律をはじめとする社会のインフラの変化から生じた相対的変化を嘆くパターンです。

3.習慣が変わっている

 「今の若い人は正座ができない」といったパターンです。日本人の体型が変わり、足が長くなってきたのは、正座をしなくなったからです。

4.生活の必需品が変わっている

 「今の若い人は、ナイフを使えない」といったたぐいのものです。ナイフが動物から皮をはいだり、木の枝を切ったりするための生活の必需品であった時代から、鉛筆を削るために使っていた時代までの間に生きていた人が、ナイフを所持することが違法となった時代でも「今の若い人は、ナイフを使えない」と嘆いています。

まとめ

 「今の若い人は、…」のあとに続く言葉は否定的なものが多く使われますが、その場合、言っている本人が社会の変化に対応できていないことを表しています。

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