私はなぜMacintoshを使わなくなったのか

 私はかつてMacintoshを使っていました。1993年に発売されたCentris650という機種です。

 CPU:MC68040/25MHz、メモリは増設して24MB、HDD:230MBというスペックで70万円ぐらいでした。筐体のデザインがMacintoshらしくなく、一部のユーザーには不評だったようです。NanaoのF577という17インチモニタもあわせて購入し、PC9801FAと切り替えて使えるようにしました。

 このMacintoshでは主に、当時増えつつあったCD-ROMのコンテンツで遊んでいました。L-ZONE、ジャーニーマンプロジェクト、MYSTといったゲームをひととおり遊びました。グラフィックの美しさを確認したいという気持ちでした。もちろん現在のCGとは比較になりませんが、ここまできれいなグラフィックがPCで扱えるようになったかという感慨に浸っていました。

 また、最初のウェブブラウザであるNCSA MosaicがMacintoshで動くようになり、インターネット商用サービスが始まったばかりのウェブサイトを見て回りました。

 このふたつの面では明らかにMacintoshはWindowsを凌駕していました。

 Macintoshは、当時から主にデザイン関係の人にIllustrator、Photoshopといったソフトとともに使われています。私の印象としては、OSも含めてバグが非常に多く、バグの存在とその回避方法がノウハウとして、Macintoshを使うデザイナーの間で語り継がれているといった感じでした。Appleは、Centrisあたりからビジネスユースへの進出をねらっているかに見えましたが、ビジネスにMacintoshが使われユーザー数が増えていった場合、このバグの多さではAppleは対応しきれないだろうというのが、私の感想でした。それが、私がその後Macintoshを使い続けなかった理由です。

 その後、AppleのCEOであったジョン・スカリーはPDA「ニュートン」に注力したため、Appleの業績は低迷しました。私のMacintosh Centris650も1998年頃にディスクアダプターの致命的エラーを意味するメッセージを表示した後、動かなくなりました。MacintoshのOSは全面的に書き換えられましたが、私が次にAppleの製品を手にしたのは、2005年に買ったiPod nanoでした。

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