Appleの情報漏えいを推理する

水面

米Appleから、現地時間の9月15日に、翌16日に発表予定のiPad Air 2とiPad mini 3の情報が漏えいしました。iTunes Storeの「iPad User Guide For iOS 8」というiBookコンテンツ紹介ページで「iPad Air 2」と「iPad mini 3」の情報がわかったということです。

「iPad Air 2」と「iPad mini 3」は確定──Appleがユーザーガイドで一瞬表示 – ITmedia ニュース

おそらくAppleのミスです。意図的にやったこととは思えません。このような形で前日に情報をリークする意味はありません。どんなに陳腐な発表であったとしても、発表時の新鮮な気持ちを萎えさせてしまいました。

以前のAppleは新製品の情報については、非常に厳しく管理していました。最近でも、サファイアガラスメーカーが倒産した際、Appleの新製品情報流出の罰金が5000万ドルであったと報じられています。

「Appleの新製品情報流出の罰金53億円」などがサファイアガラスメーカーの破産申請で明らかに – GIGAZINE

それにもかかわらず、iPhone 6 / 6 Plusの情報はかなり細かいところまで事前に漏えいしていました。発表後すぐに販売するため、発表時には大量生産していなければならず、製造現場からの情報漏えいを防ぎきれないと言われています。

しかし、今回の漏えいは性質が違います。

おそらく、発表後すぐに差し替えるためのデータを用意していたと思います。かなりの量があったのでしょう。普段、未発表製品の情報を格納しておくところとは別の場所に移してあったに違いありません。

ところが、既存の「iPad User Guide For iOS 8」に緊急の修正が行われたのだと思います。その修正を行った際に誤って「iPad User Guide For iOS 8.1」を公開してしまったのだと思います。

Appleとしては、再発防止策を考えていると思います。新製品の発表前日に緊急の修正など行わない、少なくとも発表後に備えた体制を取った後は修正しないという防止策かもしれません。

あるいは、発表までは未発表製品の情報を簡単にアクセスできるところには格納しないというものかもしれません。

この種のミスは人間がやるものですが、「注意して作業する」とか「気をつける」ということでは対策になりません。人間はミスをするものであり、人間のミスにより、大事にならないようにしておくことが大切です。

事故や災害のときに「人災であった」と人間を責めることは間違いです。改めるべきは、人間のミスにより事故や災害が起こる仕組みやシステムです。

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