学習指導要領の不思議

 私が、高校生だったのは、もう40年近く前ですが、不思議に思っていたことがあります。数学で微分・積分を学ぶのに、物理で微分・積分を使わないことです。物理の先生に聞いてみたこともあります。「速度を時間で微分すると加速度ですよね。なぜ、そういうふうに教えないのですか?」と、返事は、「文部省の指導要領が物理では微分・積分を使わないことになっているから」というものでした。しかたがないので、それがわかっている生徒どおしで、「やっぱり、速度を時間で微分したものが加速度だ」と話をしたものです。現在の高校物理教育でも同じことが続いているそうです。

 同じようなことは、小学校でもありました。つるかめ算のような問題を、方程式を使わずに解いていました。このときは、同級生の一人がお兄さんから教わったといって、つるかめ算を、連立方程式を使って解いて見せてくれました。私は、一所懸命、頭をしぼって解ける問題が、方程式で問題を記述すれば、あとは機械的操作で解けることに感動したものでした。

 つるかめ算を連立方程式ぬきで解くことは、頭の体操になったと思います。しかし、高校物理で微分・積分を使わないことは、いまだに理解できません。

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