Kindleをはじめとした電子書籍を読んでいる人も増えてきました。しかし、Kindleは、読むだけではもったいないです。Kindleのすばらしい点は、自分で電子書籍を作成し、AmazonのKindleストアで売れることです。Amazonには有名人が書いた本が並んでいますが、それらと並んで自分の書いた本が表示され、売られることになります。
今まで、自分で本を出版しようとすると自費出版がありました。自費出版は数百万円の費用をかけて自分の本を作成できますが、売るのも自分で行わなくてはなりません。普通の人であれば、知人に渡して終わりではないでしょうか。置いてくれる本屋が見つかったとしても、その本を目にするのはその本屋に来た人だけです。たくさんの本の中からあなたの本を選んで買ってくれる人がどれだけいるかわかりません。
ところが、Kindleでは本を作成し、AmazonのKindleストアで売るところまで自分でできます。自分でやれば費用はかかりません。世界中の人があなたの本を見つけて、買ってくれる可能性があります。店頭から本がなくなることも売り切れになることもありません。
さらに、Kindleはインターネットで売れるため、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアとの相性が非常にいいです。Facebookでうまく宣伝すれば、ベストセラーも夢ではありません。
なお、Kindleを読むためには、Kindle用の機器を買わなければならないと勘違いしている人がいます。Kindleは、iPhone、iPad、Androidなどのスマートフォンやタブレット端末で、無料のKindleアプリをダウンロードすれば読むことができます。
そんなKindleを使って、ビジネスに活用しようというのが、『日本人のためのKindle入門』です。
本書には、Kindle出版を行うためのネタ集めの読書の方法から、Kindle本の作り方、プロモーションのやり方までがひと通り書かれています。そして、いままでのKindle関連の本と異なるのが、ビジネスへのつなげ方です。Kindle本を安く売りながら、リアルのビジネスにつなげる方法について書かれた本ははじめてだと思います。
私は既にKindle本を自分で作成し出版していますが、Kindle本の作り方については、本書で薦めているGoogleドライブはエラーが見つけにくく、お薦めではありません。私のお薦めのKindle本作成方法は、別の記事に書いている以下の方法です。
1.電子書籍データの作成
Kindle出版のためのsigilによる電子書籍データ作成方法
2.電子書籍データのチェック
作成した電子書籍データのチェックは欠かせません。売りだしてからダウンロードできない、読めない、表示が乱れるでは、信用を失います。
3.表紙の作成
Amazonで本を見る時には表紙が最初に目に入ります。表紙の作成も重要です。