最近、「スマホブームがいつまで続くか」とか、「スマホファーストがいつまで続くか」という言葉を耳にすることがあります。このようなことを言う人は、スマホが一時的なブームだと思っている節があります。
デスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレット、スマホ、時計型ウェアラブルデバイス、メガネ型ウェアラブルデバイス、ガラケー、これらのうち、これからも残るものと、そのうちにほとんど使われなくなるものはどれでしょうか?
スマホとノートパソコンは残ります。デスクトップパソコンは、企業などを中心に使われます。
Google Glassの一般販売が見送られたように、メガネ型ウェアラブルデバイスは特殊用途にしか使われません。Apple Watchがもうすぐ発売されますが、時計型ウェアラブルデバイスは、ヘルスケア分野で使われるだけです。一般には普及しません。
タブレットは、消えます。大型タブレットはキーボードと一緒になってノートパソコンになります。小型のタブレットは、現在ファブレットと呼ばれている大型のスマホに吸収されます。
ガラケーもなくなります。単機能のスマホとなります。すでにガラホと呼ばれる製品も発表されました。ただし、価格設定を間違えているので、スマホとの価格差がある間はガラケーも残ります。
どれも個人用のコンピュータです。昔は専用の空調のきいた大きな部屋にしか置けなかったものが、ポケットに入れて持ち歩けるようになったのです。
個人用のコンピュータとして考えた場合、最も使いやすい大きさはスマホの大きさになります。時計型では画面が小さすぎます。また、自ら大量の情報発信をする人にとっては、キーボードが必要です。そのため、ノートパソコンはなくなりません。
デスクトップパソコンは、安価で、作業しやすいコンピュータとして使われます。
iモードは、ガラケーでインターネットを使えるようにしたものでした。iモードこそ、一時的ブームで終わったものです。当時の技術でインターネットに無理やりアクセスできるようにしたので、日本以外では使われませんでした。
スマホは電話機の進歩したものではありません。コンピュータが個人用に進化したものです。インターネットへの常時接続を行うために、回線を利用しているだけです。その証拠にスマホを使う人は、通話をほとんどせず、データ通信ばかりを使います。
スマホは個人用コンピュータとして進化したもので、一時的なブームではありません。
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